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ミッション・インポッシブル / フォールアウト ★★★


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トム・クルーズはSASUKEに出るべきだ。


 トム・クルーズがSASUKEに出場したら、けっこういいステージまで進むのでは??と思った。「ミッション・インポッシブル/フォールアウト」は、物語の面白さとトム・クルーズ56歳にしてノースタントで挑む驚愕のアクションという、メタ的な凄味が入り混じった映画だった。

 本来、映画は映画内部の面白さだけで完結するものだが、時として映画外部の要因が作品の印象に直結することもある。「ワイルドスピード/スカイミッション」で奇しくも私が涙したのは、主役のポール・ウォーカーが撮影中に亡くなったという、映画の外側で起きた事象を鑑賞前に知っていたからである。その事実を知らずにスカイミッションを鑑賞した人は、ラスト付近のシークエンスは全く唐突で意味の成さないものに思えただろう。

 今作、フォールアウトにおいても例えばトム・クルーズという俳優を知らず、ノースタントでアクションに挑んでいることも知らずに鑑賞した場合は、作品から受ける面白味や感動は半分以下になるだろう。それこそが、現在のミッション・インポッシブルシリーズの肝であり、他の映画と大きな一線を画す要因となっている。それはスポーツにおける感動に近く、ビッグバジェットで大スターが命を張る映画は、もはやこのシリーズしか現存していない。

 トム・クルーズ自らの命を懸けて臨む撮影。そのモチベーションが「観客を楽しませるため」ならば、なんと偉大な映画人だろうか。即刻でアカデミー賞を与えるべきだと感じたし、彼に「ありがとう」と言いたくもなった。

 しかし、シリーズを重ねる毎にアクションのインフレが起こると、物語上の必然的なアクションではなく、アクションの為の物語に陥りがちだ。そもそもミッション・インポッシブルはスパイ映画、次作があるならもっとスケールを落とした知能戦の方向に持って行くのも悪くない気がする。そうでなければ、いよいよトム・クルーズの命が心配だ。


■■関連作品■■
ミッション・インポッシブル/ゴーストプロトコル ★★★
バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生 ★★

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー ★★★


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10年という時間がもたらす感情のうねり


 それは正に”水を打ったよう”だった。エンドロールを迎える頃、劇場にはビッグバジェット映画ではあり得ないほどの冷たい空気と喪失感に包まれていた。ある劇場ではすすり泣く声が聞こえたとも。恐らくこのような状態は全世界のあらゆる館内で起きた事象だろう。そして、このような事象や特異な感情は二度とない体験だなと私は感じたのである。




*****以下、ネタばれ注意*****




 映画において、サプライズな展開というものはビッグバジェットでもよくあることだ。例えばスター・ウォーズで、ルークの父親が実はダースベイダーだったというのは映画史に残るビッグサプライズである。「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」で明かされるそれは、当時にしても相当な衝撃だったようだ。

 「ヒーローや世界の住人が半分消えて終わる」これもスター・ウォーズに並ぶ程のインパクトではないだろうか。そして決定的に違うのは”時間”である。スター・ウォーズが公開されたのは1977年、その3年後に帝国の逆襲が公開されてのサプライズ、つまり3年間想っていたキャラクターや相関関係が崩れることへの衝撃だったわけだ。

 「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」マーベル・シネマティック・ユニバースの場合は10年である。10年費やした、世界・人物・関係が一気に崩れ消滅するのだ。他の映画と大きく異なるのはその連続性にあり、マーベルの場合は毎年映画を製作したために感情や世界を常に観客が覚えていたことにある。

 例えば、何十年ぶりの続編で登場人物が消失する、またはジャスティスリーグのように、プロジェクト発足から3,4年くらいで同じように消失、ということがあっても今回のような感情は起こらなかっただろう。それほど、マーベル映画は10年という途方もない歳月をかけエンタメカルチャーの中心と観客の心を掴んだのである。

 そのような意味でも、今回の「世界の半分喪失」という展開及び劇場での空気間は、私の人生でも二度と起きえない映画体験だった。昨今のヒーロー映画乱立に異論を唱える声もある(私もたまにそう思ったりするが…)が、今までにない感情のうねりを引き出したことは事実であり、このようなプロジェクトに巻き込まれた、いち映画ファンとしてマーベルには素直に感謝したい。


■■関連作品■■
スパイダーマン/ホームカミング ★★★
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー ★★★
キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー ★★★
◇ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーリミックス ★★

スパイダーマン/ホームカミング ★★


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劇場内から「えっ!!」と声が漏れる


 もう一度観たい、アクションシーンがない。アメコミヒーロー映画になにを求めるかは人それぞれである。キャラクター、ストーリー、映像、様々ではあるが私としては、そのヒーローの特長を活かしたアクションシーンが重要なファクターであると思う。「ダークナイト」におけるバットポッドでのチェイスや「ワンダーウーマン」でのノーマンズランドでのシーンだ。そのように考えると「スパイダーマン/ホームカミング」では、映画の象徴ともいえるスーパーなアクションはなかったように思えた。

 中盤での真っ二つに裂けるフェリーのシーンがフレッシュではあるが、もう一度観たい、と唸る出来には至っていない。お馴染みの摩天楼スイングを多用しなかったのも2回目のリブート作品であるが故に、既視感が強いと判断したからだろう。「親愛なる隣人」がキャッチフレーズのため、全世界レベルの脅威ではなく自分の街を救うヒーローのスパイダーマン、彼の素早くトリッキーな動きとスイングを活かしたアクションを観たいものだ。




*****以下、ネタばれ注意*****




 ホームカミングではアクションシーンよりも、どちらかといえば人間ドラマに重きを置いており、さながら学園ドラマものだ。また、映画館内で観客の誰かが「えっ!!」と思わず声を漏らしてしまったのが、バルチャーの正体が明らかになった場面である。想いを寄せるリズの自宅玄関を開けると、そこにはマイケル・キートンが。全く予想しない流れとリズムだったので、作品内のみならず劇場の空気を正に一変させた展開である。その後のホームカミングパーティーへ向かう車内でのやりとりこそが、今作で一番の見所となった。マイケル・キートン怖ぇー、大人怖ぇー、とトム・ホランドに肩入れしながらビクビクと鑑賞したものだ。


■■関連作品■■
キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー ★★★
アメイジング・スパイダーマン ★★
アメイジング・スパイダーマン2 ★★

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