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☆ 2018年中に観た映画ベスト3 ☆

☆ 2018年中に観た映画ベスト3 ☆

 2018年は3月に第2子が誕生して嬉しい反面、ますます映画を観る時間を確保するのが難しくなりました。年間の鑑賞本数もここ数年で最も少ない20本ほどでした。そんな2018年に初めて鑑賞した映画のベスト3です。


☆2018年初めて観た映画でのベスト3

1. アンダー・ザ・シルバーレイク ★★★★
2. ウインド・リバー ★★★★
3. カメラを止めるな! ★★★★






 1位は「アンダー・ザ・シルバーレイク」。主人公、アンドリュー・ガーフィールドのおぼつかない目線から眺める世界は現実か妄想か??話の骨格や物語の方向もフワフワして分かり難い、非常に怪しい映画だった。訳の分からないワードや暗号、どこかレトロにも見える街並みやエッジの効いたキャラクターもよい味をだしており、不可解さと怪しさの向こう側に恍惚感を覚えた。デヴィッド・リンチまではいかないが、監督のチャレンジングな気概が観れた作品である。






 2位は「ウインド・リバー」。とにかく終盤の、とあるひねりに驚いた。思いがけない場面転換、それまでの雪一辺倒の静かな間合いから、突如として始まる激しいフィジカルな動き。物語の急転直下さが非常にフレッシュだった。






 3位は「カメラを止めるな!」。劇場で映画鑑賞をしていて、ここまで観客がひとつになって笑った作品は他になかったと思う。ネットストリーミング配信が台頭していく現在で、改めて映画館で鑑賞する意義を再確認できた瞬間でもあった。


というわけで、2019年も本数はそんなに観れないと思いますが、新しい映画に出会えることを今から楽しみにしています。

ミッション・インポッシブル / フォールアウト ★★★


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トム・クルーズはSASUKEに出るべきだ。


 トム・クルーズがSASUKEに出場したら、けっこういいステージまで進むのでは??と思った。「ミッション・インポッシブル/フォールアウト」は、物語の面白さとトム・クルーズ56歳にしてノースタントで挑む驚愕のアクションという、メタ的な凄味が入り混じった映画だった。

 本来、映画は映画内部の面白さだけで完結するものだが、時として映画外部の要因が作品の印象に直結することもある。「ワイルドスピード/スカイミッション」で奇しくも私が涙したのは、主役のポール・ウォーカーが撮影中に亡くなったという、映画の外側で起きた事象を鑑賞前に知っていたからである。その事実を知らずにスカイミッションを鑑賞した人は、ラスト付近のシークエンスは全く唐突で意味の成さないものに思えただろう。

 今作、フォールアウトにおいても例えばトム・クルーズという俳優を知らず、ノースタントでアクションに挑んでいることも知らずに鑑賞した場合は、作品から受ける面白味や感動は半分以下になるだろう。それこそが、現在のミッション・インポッシブルシリーズの肝であり、他の映画と大きな一線を画す要因となっている。それはスポーツにおける感動に近く、ビッグバジェットで大スターが命を張る映画は、もはやこのシリーズしか現存していない。

 トム・クルーズ自らの命を懸けて臨む撮影。そのモチベーションが「観客を楽しませるため」ならば、なんと偉大な映画人だろうか。即刻でアカデミー賞を与えるべきだと感じたし、彼に「ありがとう」と言いたくもなった。

 しかし、シリーズを重ねる毎にアクションのインフレが起こると、物語上の必然的なアクションではなく、アクションの為の物語に陥りがちだ。そもそもミッション・インポッシブルはスパイ映画、次作があるならもっとスケールを落とした知能戦の方向に持って行くのも悪くない気がする。そうでなければ、いよいよトム・クルーズの命が心配だ。


■■関連作品■■
ミッション・インポッシブル/ゴーストプロトコル ★★★
バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生 ★★

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー ★★★


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10年という時間がもたらす感情のうねり


 それは正に”水を打ったよう”だった。エンドロールを迎える頃、劇場にはビッグバジェット映画ではあり得ないほどの冷たい空気と喪失感に包まれていた。ある劇場ではすすり泣く声が聞こえたとも。恐らくこのような状態は全世界のあらゆる館内で起きた事象だろう。そして、このような事象や特異な感情は二度とない体験だなと私は感じたのである。




*****以下、ネタばれ注意*****




 映画において、サプライズな展開というものはビッグバジェットでもよくあることだ。例えばスター・ウォーズで、ルークの父親が実はダースベイダーだったというのは映画史に残るビッグサプライズである。「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」で明かされるそれは、当時にしても相当な衝撃だったようだ。

 「ヒーローや世界の住人が半分消えて終わる」これもスター・ウォーズに並ぶ程のインパクトではないだろうか。そして決定的に違うのは”時間”である。スター・ウォーズが公開されたのは1977年、その3年後に帝国の逆襲が公開されてのサプライズ、つまり3年間想っていたキャラクターや相関関係が崩れることへの衝撃だったわけだ。

 「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」マーベル・シネマティック・ユニバースの場合は10年である。10年費やした、世界・人物・関係が一気に崩れ消滅するのだ。他の映画と大きく異なるのはその連続性にあり、マーベルの場合は毎年映画を製作したために感情や世界を常に観客が覚えていたことにある。

 例えば、何十年ぶりの続編で登場人物が消失する、またはジャスティスリーグのように、プロジェクト発足から3,4年くらいで同じように消失、ということがあっても今回のような感情は起こらなかっただろう。それほど、マーベル映画は10年という途方もない歳月をかけエンタメカルチャーの中心と観客の心を掴んだのである。

 そのような意味でも、今回の「世界の半分喪失」という展開及び劇場での空気間は、私の人生でも二度と起きえない映画体験だった。昨今のヒーロー映画乱立に異論を唱える声もある(私もたまにそう思ったりするが…)が、今までにない感情のうねりを引き出したことは事実であり、このようなプロジェクトに巻き込まれた、いち映画ファンとしてマーベルには素直に感謝したい。


■■関連作品■■
スパイダーマン/ホームカミング ★★★
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー ★★★
キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー ★★★
◇ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーリミックス ★★

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