ランボー / 最後の戦場 ★★★






 本作を観て、軍事政権下おける内戦の描き方が一方的過ぎる、好戦的に描いている、と批判をする人もいるかもしれない。しかし不器用とも時代錯誤とも言われようと、自分にとってはこの方法しかないんだ、というランボーの想い、そしてなによりもスタローン自身の熱い想いが胸に響いてきた。

 「ランボー 最後の戦場」では「怒りのアフガン」とは異なり、戦うことの意義を様々な演出を交えて訴えている。非暴力で世界を救おうとするNPOと、戦うことでしか生きる意味を見い出せない男の対比はそのことを際立たせていた。現地の村に本や薬を与えるNPO団体、その一方で船に残った死体を処理するランボーの行動をカットバックで見せる演出は、手段の違い・生き方の違いを見事に表現しているシーンだ。

 魅せる戦い方から泥臭くとも、ひたすらに敵を討つスタイルは闘争の本能がまとわりついている、ランボー本来の行動に即したものである。アクションのスケールやギミックという角度から捉えれば、過去のシリーズよりも見劣りするが、それを補う迫力やリアリティがあった。




*****以下、ネタばれ注意*****




 戦いを終え、無数の死体や生き残ったメンバーを見渡すランボー。その出来事を踏まえて、彼は新たな生きがいを見つけ出そうとしたのだろう。帰郷し再びアメリカの地を歩く彼の後姿には、孤独な人生を背負ってきた影と、微かな希望も覗かせた。大きな余韻を残す、この上ないラストシーンだ。

 それにしても、目で確認できる範囲でこれほど人が死ぬ映画も珍しい。「プラベート・ライアン」「スターシップ・トゥルーパーズ」「ゴースト・オブ・マーズ」よりもひょっとしたら多いかもしれない。いずれにせよ、90分少しの短い上映時間に凝縮された激しい戦闘シーン、人体損壊の連続にはただただ圧倒される。


■関連作品■
ランボー ★★★
ランボー/怒りの脱出 ★★★
ランボー/怒りのアフガン ★★★
ランボー/最後の戦場 ★★★






[ 2008/05/31 00:00 ] アクション | TB(0) | CM(6)

ストーリーテリング ★★★★

ストーリーテリングストーリーテリング
(2003/09/05)
ジョン・グッドマン

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 「フィクション」と「ノンフィクション」と題された2部構成で展開される「ストーリーテリング」。面白いのは80年代と2000年を舞台にしたことで、それぞれの時代での世相を反映した風刺や人間模様がブラックに描かれていることだ。それぞれの話に主人公が居て、それぞれの結末を迎えることになるのだ。

 「黒人を差別してはいけない」と自分に言い聞かせ、SM好きな黒人教授の言いなりになり、身体を捧げてしまう白人女子大学生。80年代のアメリカでの出来事を虚構(フィクション)と題して描く。

 家庭環境は中流かそれよりも上、経済的に裕福で豊かだが無気力で落ちこぼれの高校生。アッパーミドルの典型的な家庭の様子を現実(ノンフィクション)と題して描く。

 劇中内に凝縮されたアメリカ社会への皮肉、世間では黙殺されタブーとされている事柄を、およそ90分に詰め込んだ勢いが素直にすごい。低俗なのか真摯なのか、笑えるか笑えないか、微妙でデリケートな台詞や描写をどう捉えるか、そこは鑑賞者の判断だ。

 個人的には手放しに笑ってしまったのだが、この笑うという行為自体、自分自身(鑑賞者)を冷笑していることであり、あまりに窮屈で理不尽な世の中を、ブラックユーモで埋め尽くした監督トッド・ソロンズの狙いそのものなのだろう。好き嫌いがはっきりと分かれ、問題視される映画。実現は難しいが、日本の現状をユーモアにまとめた「ストーリーテリング」のような邦画がひとつくらいあってもいいように思った。


■関連作品■
レディ・イン・ザ・ウォーター ★
ヒート ★★★★

[ 2008/05/30 00:00 ] コメディ | TB(1) | CM(2)

ONCE ダブリンの街角で ★★★

ONCE ダブリンの街角で デラックス版ONCE ダブリンの街角で デラックス版
(2008/05/23)
グレン・ハンサードマルケタ・イルグロヴァ

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 劇中で歌われる素晴らしい楽曲の数々。物語は実にシンプルだが"音楽"を通じての交流は爽やかな感動を運んでくれた。新鮮な語り口の本作は、まさに現代版オペラのようであり、映画と音楽の融合に新たな可能性を感じさせる。

 「ONCE ダブリンの街角で」では主役の2人を中心に、ダブリンに住む人々との出会いと別れを描いている。普段はその心情を相手に伝えられず、過去の出来事を引き摺る2人が"音楽"を前にすると、素直な気持ちを吐露する場面が印象深い。グレン・ハンサードの絞り出すように歌う高音の声や、ヒロインのマルケタ・イルグロヴァの優しく悲しい歌声は、鑑賞後も胸に共鳴するものがあり、今作のサウンドトラックがヒットしたのも納得できるものだ。

 物語と同調する要因に音楽があったが、ハンドカメラで撮影された映像も独特なものである。決して綺麗なものではないが、手振れやざらついた質感はリアティを与え、なんでもない2人を俯瞰視しているような自然な空気を生みだしていた。低予算でも作り手の情熱が伝わってくる革新的な映画だ。

[ 2008/05/28 00:00 ] ラブロマンス | TB(0) | CM(0)

題名のない子守唄 ★★

LA SCONOSCIUTALA SCONOSCIUTA
(2008/05/30)
ピエラ・デッリ・エスポスティ、クラウディア・ジュリーニ 他

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 『「ニュー・シネマ・パラダイス」の監督が送る』という作品の謳い文句、ジュゼッペ・トルナトーレは生涯その呪縛から解放されることはないだろう。

 多くの人が「ニュー・シネマ・パラダイス」の監督の完全新作という美辞麗句にのせられて鑑賞を決めたのではないだろうか、自分自身もそうだった。しかしあのような、ノスタルジーや人の温かさ良さを感じるドラマを今作に求めてしまうと、その違いに愕然とするだろう。上映開始5秒くらいでそのような兆候が観てとれる。

 セックス、SMプレイや暴力などR-15という制限を全うに感じるほど、激しい描写の数々に一旦ショックをうけてしまった。しかし冷静に考えると、このような直接的な表現こそ、ジュゼッペ・トルナトーレの本来のスタイルなのではと思えてきたのだ。「ニュー・シネマ・パラダイス」で映画館内での自慰行為やトトの性への芽生えを描いたように、「マレーナ」では、少年が美しい大人の女性に虜になる様子やモニカ・ベルッチへの強烈な報復のシーンを描いたように、性描写や女性の描き方に彼自身の哲学・こだわりがあるように思える。「ニュー・シネマ・パラダイス」のバランス感覚が監督の本当の姿勢ではないのだろうか、あえて傾いたイメージを翻そうとしているのか、今作に限っての画やリズムはブライアン・デ・パルマを思わせるようなものだ。

 「題名のない子守唄」はサスペンス・ミステリー映画であり、古典的なスリラーの仕掛けが随所に用意されている。過激な過去の挿入シーンが多く、「黒カビ」ムッファなど人物の言動も無意味・滑稽であり気持ちがはいらなかったが、エンニオ・モリコーネの音楽は相変わらず素晴らしい。各シーンに合った感情を上手に旋律で表現しているのだが、その音楽に依存している、多用しすぎている、という印象もうけた。


[ 2008/05/27 00:01 ] サスペンス | TB(0) | CM(6)

ジャッカス2.5 / 封印解禁  ★★

ジャッカス2.5 封・印・解・禁ジャッカス2.5 封・印・解・禁
(2008/05/16)
ジョニー・ノックスヴィルバム・マージェラ

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 本作「2.5」は正式な劇場映画ではなく、「jackass number two」の削除部分をピックアップした内容になっている。映画版からのカット映像、そして挿入されるインタビューのせいで本来のジャッカスにあるテンポの良さや過激さからは、どうしても見劣りする部分はあった。

 しかし、映画に納まらなかった内容とはいえ、排泄物・嘔吐ありのR-18指定作品。観る人はある程度の覚悟が必要だ。またメイキングのなかで、メンバーの悪戯にマジ切れするショットは貴重であり、あれだけ常識ハズレな行動しつつもやはり人間なんだな、と何故か安心してしまう。

 好きだったエピソードは「股間にゴルフボールをセットしてスイング」「アナルビーズでたこあげ」「オナラの実体化」である。特にオナラの挑戦は馬鹿馬鹿しすぎて爆笑もの。メンバーの肛門に空気を送り、間近でオナラを嗅いだスティーヴォは案の定ベランダから嘔吐(笑)彼はいつでも吐けるのだな、と感心してしまう。

 DVDの特典のなかには「Jackass the Game」のメイキングがあった。ジャッカスのゲームがあること自体、初めて知ったのだが、調べると北米版PS2、PSP、ニンテンドーDSと3機種で発売されていることが判明(それぞれ対象年齢規制が有る)。

 PS2版はリージョンの関係で日本の本体では遊べないが、PSPとNDS版ならば日本の本体でもプレイすることが可能である。くだらないことを己の身体でためすことがジャッカスなので、ゲーム内容も本当にくだらなそう。しかしモーションキャプチャーや本人によるアフレコなど、意外と本腰なので気にはなる。くだらないことを本気でやるのは好きなので、ちょっとPSP版でも買ってみようかな、と思った。


■関連作品■
jackass number two ★★★★



Jackass The Game - ジャッカス ザ ゲーム(海外北米版 PSP)の詳細を見る



Jackass The Game - ジャッカス ザ ゲーム(海外北米版 Nintendo DS)の詳細を見る


[ 2008/05/23 00:00 ] コメディ | TB(0) | CM(0)

ヴィレッジ ★★

ヴィレッジヴィレッジ
(2006/07/19)
ホアキン・フェニックス

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 前作「サイン」のときにM・ナイト・シャマラン監督の思いきりの良さに感激したが、今作もあの展開には勇気があるなぁ、大どんでん返しのエンターテイナーだなと感心してしまった。

 ただ今回のオチは読み易く、以前どこかであったような展開(盗作疑惑もあったが)をうまくアレンジしたような印象をうけた(アウターリミッツやX-FILESにも似たようなエピソードがあったような)メインはヒューマンドラマだが、オチを踏まえてあの村の存在意義など様々なことを考えさせられる。

 閉鎖的な村の映像美、また「森の住人」の突然の登場など見所は多いが、一番良かったのはアイヴィー・ウォーカーの姉キティ・ウォーカーがルシアス・ハントにプロポーズをするシーン。何故かハイテンションでその前後の空気・流れを壊しかねないもの。「あなたのおかげで世界がどうのこうの…センキュー、センキュー、センキュー」とか何とか言って次のカットでふられて号泣。この落差に笑ってしまった、この演出はなんだったのか未だに謎である。


■関連作品■
アンブレイカブル ★★★
サイン ★★★
レディ・イン・ザ・ウォーター ★
ハプニング ★★★
8mm ★★★

[ 2008/05/22 00:07 ] サスペンス | TB(0) | CM(0)

P2 ★★★

 R指定の基準とはなんなのだろうか。今作はR-18とのことで話題になっていたが、過激な描写は少なく、臓物がちらりと映る程度だった。それならばR-15指定の「SAW3」や「ハンニバル」のほうがビジュアル面で応えるものがあり、むしろこれらのほうがR-18なのでは??とレーティングについて疑問を感じた。「P2」はその視覚効果のみならず、「著しく性的感情を刺激する行動描写、著しく反社会的な行動や行為」このあたりに抵触したのだろう。

 痛々しい画は少ないものの、なによりも主人公レイチェル・ニコルズの強調された胸に目がいく。このジャンル特有のお約束事だが、監督の狙い通り、不謹慎ながらもやはり胸に目がいってしまう。

 ここ最近、映画に対して、斜に構えた態度で鑑賞する癖がついてしまったのだが、今作に関しては演出が丁寧で突っ込みどころが少ない。主人公がビルの地下に閉じ込められていく様子を細かく描き、暗闇では携帯電話のライトを頼りに歩く。現代人らしいツールの利用と行動順路は、物語に説得力とリアリティ、そして恐怖を与えていた。

 レイチェル・ニコルズは監禁された女性を身体をはって見事に演じきっている。ほとんどのシーンをドレス1枚でこなし、水を浴びながら、返り血をうけながら奮闘していた。その一方で犯人役のウェス・ベントリーはどうだったか。久々にイライラさせる最低のキャラクターを見たが、動機も素振りも中途半端。「ファニーゲーム」の犯人まで理不尽にしなくてもいいが、もう少し普通ではない様子、変態性を見せつけもよかったように思える。それ以外の要素が良いだけに、悔やまれる犯人像だ。


ハイテンション アンレイテッド・エディションハイテンション アンレイテッド・エディション
(2007/01/12)
セシル・ドゥ・フランス

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[ 2008/05/18 00:00 ] ホラー・パニック | TB(0) | CM(0)

ランボー / 怒りのアフガン ★★★

ランボー 怒りのアフガン『ランボー最後の戦場』劇場公開記念スペシャル・プライス版(初回限定生産)ランボー 怒りのアフガン『ランボー最後の戦場』劇場公開記念スペシャル・プライス版(初回限定生産)
(2008/04/23)
シルヴェスター・スタローン、マーク・デ・ヨング 他

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 「ランボー」からキャラクターを転換させての「怒りの脱出」。そしてパート2の味付けをさらに増長させたのが「怒りのアフガン」だ。ここまでくると完全に1人で戦争を起こしている。ロケットランチャーを発射し、ヘリコプターを操縦し、仕舞いには戦車まで操るという信じがたい展開になった。

 今作が本編中で、多くの死者がでているため「最も暴力的な映画」としてギネスブックに認定されたのは有名なエピソードだ。たしかに物語としては大味で悲惨であり、パート1のような寂寥感の欠片もない出来栄えである。評価も3部作中、1番低いのだが個人的に、アクションの質は最高レベルだということは言いたい。

 良くも悪くもエンターテイメントに徹しており、弓矢の先に火薬を巻きつけ、「怒りのアフガン」で爆発させたのはなんと軍事ヘリコプター!!絶対にあり得ないし(笑)他の映画で散弾銃などでヘリを撃墜する無理な描写があったが、まさか矢1本でヘリコプターとは…さすがランボーである。また中ボスとの死闘も見所のひとつ。荒野の岩山で闘うのだが、首にロープぐるぐるまきつける→回し蹴り→穴に落下→首吊り状態→胸の手榴弾爆発で爆死。目も当てられないほど悲惨な死に様が逆に可笑しかったりする。他にも、低空飛行のヘリを真横から撮影しているスピード感のあるショットは素晴らしい。周りの爆発の煙を螺旋状に巻き込む様子は壮観で美しいものだ。

 筋肉を鍛えぬいたヒーローが裸ながら銃を乱射し、なにも考えず悩まずに巨悪を討つ、これが80年代のアクション映画のフォーマットだ。無駄に派手、無駄に大袈裟、ステレオタイプにはまった80年代アクションの代表の一角として、是非とも記憶に留めておきたい作品である。


■関連作品■
ランボー ★★★
ランボー/怒りの脱出 ★★★
ランボー/怒りのアフガン ★★★
ランボー/最後の戦場 ★★★


ランボー 最後の戦場ランボー 最後の戦場
(2008/04/23)
シルベスター・スタローン他 横山啓明

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ランボー トリロジーセット―『ランボー 最後の戦場』公開記念スペシャル・プライス版】―(初回限定生産)ランボー トリロジーセット―『ランボー 最後の戦場』公開記念スペシャル・プライス版】―(初回限定生産)
(2008/04/23)
ブライアン・デネヒー、シルヴェスター・スタローン 他

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[ 2008/05/16 00:00 ] アクション | TB(0) | CM(2)

Xファイル:映画第2弾の副題を考える!!






 これまで、唯一はまった海外ドラマが「X-FILES」だ。そのXファイルの劇場版第2弾が全米で7月25日から、日本では11月8日からの公開が決定!!前作の劇場版から約10年ぶりの続編はファンにとっては嬉しいのだが、「24」や「LOST」など他の海外ドラマが人気を獲得しているなか、大コケしないか不安でもある。そんな折、「Xファイル」映画第2弾の日本語副題公募と謳われた、衝撃のニュースが飛び込んできた!!

◇以下、ニュース記事を一部抜粋◇
今秋公開される大人気テレビシリーズ「Xファイル」の映画第2弾で、日本語の副題をファンから募集することになった。ハリウッド大作がタイトルを一般公募するのは史上初。〜中略〜20世紀フォックスでは「このコンセプトにぴったりの表現を期待」と話している。

 すごく大胆で面白い試みである。しかも最優秀者1名には、"キャスト来日時の記者会見及びジャパンプレミアご招待(予定)"。モルダーとスカリーに会える可能性が!!優秀者2名には"映画撮影で使用した小物各1点ずつ" エイリアンのリアルなお面とかだったら嫌だな(笑)それらの招待やプレゼントも嬉しいが、自分の決めた文字の組み合わせが、数多くのメディアに載り、数多くの人が口にして、未来永劫残っていくことがなによりも幸せだろう。






 
 というわけで、さっそく応募しようと思ったが、肝心なことが……映画の中身が分からないのである。徹底した極秘製作のためストーリーや簡単なアウトラインさえも見えないのだ。そんな状態で副題を公募するとは、なんともムチャぶり(笑)ただ、ネットにはいくつかのヒントやコンセプトが転がっていた。

・米国の副題は「I Want to Believe」。FBIの地下の部屋に貼ってあったポスターに書いてある一文であり、彼の信条でもある。






・予告編の一部が公開。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080513_xfile_trailer/

真っ白な一面の雪景色に、大勢のFBI捜査員??白髪まじりの長髪のおじさんが密に絡んできそうだが、全く想像ができない。ベタに宇宙人+政治陰謀ものかな??


「ファイト・ザ・フューチャー」「トラスト・ノー・ワン」
  のように英語初音をカタカナ表記にするか。

「私は信じたい」「誰も信じるな」
  のような日本の副題らしく、日本語のみにこだわるか。

「モルダーの〜」「スカリーの〜」「モルダーとスカリーの〜」
  のように、登場人物名を含ませるという変化球にするか。


いろいろと考えてみたが個人的には「I Want to Believe」のまま、英単語の並びそのままが、いちばん良いと思う(笑)当選した人がいて、内容や興行収入が散々だったらショックをうけそうだし... 裏をかいて「I Want to Believe」のままで応募しようかな。
興味がある人、Xファイルファンの方は応募してみませんか??
応募期間は6月6日(金)までとなっています。

↓ 応募URL ↓
http://www.tsutaya.co.jp/cinema/sp/x-files/index.html






[ 2008/05/15 00:00 ] 日記 | TB(0) | CM(4)

パニック・ルーム ★★

パニック・ルームパニック・ルーム
(2005/09/28)
ジョディ・フォスター、フォレスト・ウィテカー 他

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 前回作品「ファイト・クラブ」ではロケのために、様々な場所への移動を嘆いていたデビッド・フィンチャー監督。そんな彼が普通の一軒家で、母子家庭と泥棒との密室劇を描くというのは、その経験のせいだったのだろうか、意外である。序盤から目新しい視覚効果が観る者を刺激していたが、「パニック・ルーム」は監督のそれまでの作品に比べパンチに欠ける凡作のように思えた。以下、その理由を探ってみると…

・構成の平凡化…今作では緊急避難部屋に逃げ込んだ親子と、壁を隔てての泥棒とのやりとりが物語の中心となる。「ガスを使用しての誘き出し」「携帯電話の入手」「懐中電灯を使用しての信号」など見所は多いように思えるが、それぞれが独立してイベント化してしまっているため作品としての一体感がない。初見ではそれなりに緊張感があるが、ひとつのイベントが終わるたびに気持ちが落ち着いてしまう。

・キャラクターと展開の魅力の無さ…主人公のジョディ・フォスターに閉所恐怖症という味付けをしたものの、それがほとんど反映されなかったのは疑問。また、娘のインスリン注射というのも映画ではよくある制約だった。泥棒サイドも覆面までして素性を隠したラウールに魅力が無く、唯一フォレスト・ウィッテカーが奮闘していたように思える。「パニック・ルーム」という題名からか、この家かその部屋にとんでもない秘密があるのかと過剰に期待していたら何も無くて逆に驚く。

 普段は見えない鍵穴の中や、家の構図を紹介する長回しのショットといった、映像表現は相変わらず面白かった。「ファイト・クラブ」の興行収入がそれほど伸びなかったせいか、妥当すぎる映画の仕上がりに、デビッド・フィンチャー監督の迷いが感じられてしょうがない。


■関連作品■
ゾディアック ★★
ブレイブ ワン ★★★
コラテラル ★★★★


パニック・ルーム トリプル・デラックス・エディション (3枚組)パニック・ルーム トリプル・デラックス・エディション (3枚組)
(2004/04/28)
ジョディ・フォスター、フォレスト・ウィテカー 他

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[ 2008/05/13 00:00 ] サスペンス | TB(0) | CM(0)

ダーウィン・アワード ★★

ダーウィン・アワードダーウィン・アワード
(2008/04/25)
ジョセフ・ファインズ、ウィノナ・ライダー 他

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 人の死を笑ってはいけないが、ダーウィン賞に該当した人達にとって、それは例外だろう。ダーウィン賞とはもっとも愚かな方法で死んだ人に対し、愚か者の遺伝子を減らしたことへの感謝の気持ちから贈られる、実在する賞のことだ。日本でも死にそうになった体験談を綴る本があるが、本当に死んでしまった人にスポットをあててしまう、ブラックユーモアと豪快さはいかにもアメリカらしい発想である。

 劇中では、ガラスの強度を自ら試しビルから落下した人、自動販売が倒れかかり死んだ人、車にロケットをつけて爆死した人など信じなれない理由で最期をむかえた人のエピソードを紹介している。最高なのは亡くなってはないものの、車中でオーラルセックスをしている途中に交通事故を起こし、ペニスの付根を裂傷した出来事だ。その状況を説明するほうが恥ずかしくて死にたいくらいである。

 「ダーウィン・アワード」という映画はコメディであり、ロードムービーの要素もある。事故死が起きた場所、それぞれで燻し銀の演技を見せる以外な俳優が登場して驚かされるが、主人公のパートナーとして出演しているウィノナ・ライダーが特に目立っていた。久々に彼女を観たが、若々しい風貌とキュートな素振りで終始楽しませてくれる。

 よく分からなかったのが、本編をドキュメンタリー調にした演出だ。ジョセフ・ファインズとウィノナ・ライダーのコンビに、常にカメラマンが常駐している設定なのだが最後までその必要性を感じなかった。
[ 2008/05/09 00:00 ] コメディ | TB(0) | CM(0)

デイ・アフター・トゥモロー ★★

デイ・アフター・トゥモロー (Blu-ray Disc)デイ・アフター・トゥモロー (Blu-ray Disc)
(2007/12/21)
デニス・クエイド

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 ローランド・エメリッヒ監督の作品はスケールの大きな破壊が売りだ。「インデ・ペンデンス・デイ」では宇宙船によって「GODZILLA」では怪獣によって、特に都市破壊ばかりを追求している。

 それは今作でも同じで、爆風が高層ビルの合間を縫って迫ってくる「インデ・ペンデンス・デイ」での構図を、そのまま大津波に変えたようなシーンだったり、ニューヨークを吹雪で覆い・凍結させたり、今までに観たことのない画で地球崩壊のプロセス、都市破壊を描いていた。この辺りの映像は最新CG、気象シミュレーターを使った表現だけあって、迫力やリアルさが伝わってくる。

 しかしである、肝心の人間ドラマが弱い。大津波から、間一髪逃れた主人公がとる行動は、本を燃やして寒さを凌ぎながら待つというもの。動きのない地味な展開に加え、後半では取って付けたような狼との遭遇。見せ場を作らないといけないのは分かるが、あまりに小さなやりとりに気持ちがのらない。

 東京千代田区に雹が降る(笑)、乱気流、高校生クイズの対抗試合、友人の弟など、最後まで絡まない無意味な時間があるならば、デニス・クエイドとジェイク・ギレンホールの親子の間柄について、もっと時間を割いてでも良かったのでは。短い時間だったが、スコットランド研究所の3人のほうが記憶に残るものだった。

 「デイ・アフター・トゥモロー」ではハリウッド映画には珍しく、アメリカ一強主義からの脱却を臭わせるシーンがある。副大統領のスピーチも、自国のそれまでの非を認め世界全体でこの危機を乗り切ろうと訴えかけるものであり、作品がアメリカ国旗から始まりラストは地球全体の画で終わるという演出にも、そのことは投影されていた。


■関連作品■
ゾディアック ★★
不都合な真実 ★★★


[ 2008/05/06 00:05 ] ホラー・パニック | TB(0) | CM(4)

ランボー / 怒りの脱出 ★★★

ランボー 怒りの脱出『ランボー最後の戦場』劇場公開記念スペシャル・プライス版(初回限定生産)ランボー 怒りの脱出『ランボー最後の戦場』劇場公開記念スペシャル・プライス版(初回限定生産)
(2008/04/23)
リチャード・クレンナ、シルヴェスター・スタローン 他

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 「ランボー」という言葉を聞いたときに「銃を乱発する暴れ者」など非常に攻撃・暴力的なイメージを連想させるが、それらは「怒りの脱出」以降の彼の姿から由来ているのではないだろうか。ベトナム後遺症に悩み、自国で1人、虚しく抵抗していた前作のランボーの言動にはまさしく反戦の色が滲み出ていた。

 しかし今作では単身でベトナムに乗り込み、捕虜を助けるとはいえ、戦争に近い状態を生み出しているのだ。パート1で相手を1人も殺さなかった(事故死以外)彼からは、かけ離れた展開であり、反戦よりむしろ戦いを好んだかのように映っている。好戦的になることにより、興行収入も前回より増えて大ヒットしてしまったのも皮肉なことだ。

 それでもラストでトラウトマン大佐に「彼らが国を愛するように、国も彼らを愛してほしい 俺の想いも同じです」と語るシーンに、本来のジョン・ランボーの熱い気持ちが垣間見れる。後ろ姿で終了するラストカットと併せることにより、ただのアクション映画ではないことをギリギリ匂わせていた。

 ランボーのトレードマークに弓矢(アーチェリー)が挙げられるが、今作より登場し次作でも大いに活躍するアイテムとなる。矢の先に火薬を積めているとはいえ、放たれた1本の矢で大型トラックが大爆発するのは反則(笑)しかも内側から爆発していたりと、よくよく考えると面白いシーン。またヘリを360°旋回させながらミサイルやガトリンクを乱射するシーンはアドレナリン全開の見せ場である。


■関連作品■
ランボー ★★★
ランボー/怒りの脱出 ★★★
ランボー/怒りのアフガン ★★★
ランボー/最後の戦場 ★★★


ランボー 最後の戦場ランボー 最後の戦場
(2008/04/23)
シルベスター・スタローン他 横山啓明

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ランボー トリロジーセット―『ランボー 最後の戦場』公開記念スペシャル・プライス版】―(初回限定生産)ランボー トリロジーセット―『ランボー 最後の戦場』公開記念スペシャル・プライス版】―(初回限定生産)
(2008/04/23)
ブライアン・デネヒー、シルヴェスター・スタローン 他

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[ 2008/05/04 00:00 ] アクション | TB(0) | CM(0)

ディスタービア ★★

ディスタービアディスタービア
(2008/04/25)
シャイア・ラブーフ、サラ・ローマー 他

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 "覗く"という行為にこれほど確執した映画は、これと「裏窓」くらいだろうか。ジェームズ・スチュワートがカメラを必死になって握っていたように、「ディスタービア」ではデジタルビデオカメラやwebカメラなどデジタルツールを駆使して"覗き"を貫いている。

 郊外型の典型的ミドルアッパーの生活観。2階建ての大きな家、青々とした芝が生えた庭、プール、自動皿洗い機にいたるまで日常の空気が心地良い。また、XBOX360、PSP、i-pod、ジャンクフード、コーラ、ピザ、マーサ・スチュワートなど現代アメリカを象徴する小道具・演出の多さ。それらを絡めたシャイア・ラブーフのゆるい、自宅謹慎生活が羨ましく微笑ましかった。




*****以下、ネタばれ注意*****




 今作が目新しいスリラーとして注目されたのは、覗くことに加えて一定の範囲から動けないGPS装置を付け足したことだ。実際にこのような装置で監視をしているのか気になったが、主人公へのストレス・スリルを与える脅威として、新鮮且つ効果的だった。家からでないように奮闘していたシャイア・ラブーフが、ラストで助けを求めるために、必死で境界線から出ようとする逆転の演出は巧い。

 難を挙げるなら、最後のデヴィッド・モースとの対決が長過ぎたことだろう。自分の家から相手の家へ、さらには地下へと追走劇をたっぷりと描いている。覗きや動けないことを利用した作品なので、このルールからはみ出さずに決着をつけてほしかった。また真犯人の意外性のなさ、デヴィッド・モースに殺人に対する動機や変体性を加えると、悪役として魅力が深まったと思う。


■関連作品■
トランスフォーマー ★★★
メメント ★★★★★

[ 2008/05/03 00:00 ] ホラー・パニック | TB(0) | CM(0)

ホテル・ルワンダ ★★★

ホテル・ルワンダ プレミアム・エディションホテル・ルワンダ プレミアム・エディション
(2006/08/25)
ドン・チードル、ソフィー・オコネドー 他

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 普段、何気なく眺めるニュース映像で外国の内戦や紛争の場面になると、チャンネルを変える習慣があった。砂埃にまみれた悲惨な光景はできるだけ見たくない、自分には関係のないものとして考えていたからだ。

 そのような現状から「虐殺のもようがテレビで放送されても「怖いわね」と言うだけ...そしてディナーを続ける」という、フォアキン・フェニックスの台詞を聞くと胸に刺さるものを感じた。恥ずかしながら、今作を観るまでルワンダで起きた出来事を知らず、100日間で80万人近い人が惨殺されたという事実に驚かされる。「ホテル・ルワンダ」を観て、ニュースや民族紛争に対し、認識を改めたのは自分を含め大勢いるのではないだろうか。

 物語は自分の家族を救うことだけを考えていたドン・チードルが、結果として多くの人を救うという内容。ナタで人を惨殺するシーン、道路に横たわる多くの死体など凄惨な場面もあるが、主人公のとる言動に無理がなく人間らしい決断に爽やかな感動と、少しの希望を伺わせる。敬遠しがちなテーマだが根底にあるのは、1人の人間の行動だ。ルワンダの事実を知る意味でも多くの人に観てもらいたい作品である。


■関連作品■
オーシャンズ13 ★★★
ブギーナイツ ★★★★
ヴィレッジ ★★

[ 2008/05/01 09:59 ] 戦争・歴史 | TB(0) | CM(4)
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