誰が電気自動車を殺したか? ★

誰が電気自動車を殺したか?誰が電気自動車を殺したか?
(2008/08/20)
ドキュメンタリー映画

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 ガソリンが高い。レギュラーを満タンまで給油すると、5000〜6000円は簡単にいく状況である。最近ではエコドライブを心がけ、ゆっくりとアクセルを踏むも後ろの車から煽られたりと散々だ(笑)そんなガソリンや車に対する意識が強い今だからこそ「誰が電気自動車を殺したか?」というタイトルは非常に惹きつけられるものがあった。

 今作では1990年中頃からアメリカで販売されたGMの電気自動車、EV1にスポットをあて、なぜ環境に優しいとされる次世代の車が普及せずに、市場から衰退したのかを追っている。「誰が殺したか?」の問いに対し、今作の解答は消費者、自動車メーカー、石油会社、政府、大気資源局、水素燃料電池と様々な分野の相乗が、電気自動車を抹消したのだと解いていた。なんとも、まとまりに乏しく当たり前の解答である。

 ガソリン車に対する代替手段が見つかれば、既存の産業から圧力があるのは周知のことであり、上記のように多くの解答を見せるのではなく一つに絞って追求してほしかった。事実を追うという点でいえば優秀なドキュメンタリーだが、目新しい驚きもなく、作品から訴えかける熱のようなものも感じられなかった。


投機バブル 根拠なき熱狂―アメリカ株式市場、暴落の必然投機バブル 根拠なき熱狂―アメリカ株式市場、暴落の必然
(2001/01)
ロバート・J. シラー

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 それなら「誰が電気自動車を〜」ではなく「誰がガソリンを高くしているのか?」にして、機関投資家や投機マネーに迫ったドキュメンタリーのほうが時流に即し、面白そうである。2009年にはドバイに約818mという超高層ビル、ブルジュ・ドバイが竣工予定だ。驚愕の高さの建造物は人類の英知の結集として、熱狂と興奮を運びそうだが、原油高によって影響をうけた世界中の労働者の悲鳴も聞こえてきそうである。中東バブル、ドバイの発展は砂上の楼閣なのか今後も注視しなければならない。

 それにしてもガソリンが高い。リッター180円はコーラの約2倍の値段である。ガソリンの代替燃料としてコーラがエネルギー源となる車が誕生しないだろうか。コーラで車が走り、喉が渇いたら人間も飲める、街にはコーラステーションが建設され…個人的にコーラが好きなので(笑)それはそれは夢のような世界だ。


■関連作品
シッコ ★★★★
不都合な真実 ★★★
エンロン/巨大企業はいかにして崩壊したのか? ★★★

[ 2008/08/20 00:00 ] ドキュメンタリー | TB(0) | CM(0)

インクレディブル・ハルク ★★★

インクレディブル・ハルク (エドワード・ノートン、リブ・タイラー 出演)インクレディブル・ハルク (エドワード・ノートン、リブ・タイラー 出演)



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 「ハルク」は2003年にアン・リー監督の下、1度は映画化されているが今作はその続編ではなく、新生の「ハルク」として刷新された作品である。わずか数年で、新たなるプロジェクトを立ち上げることは映画界でも珍しいことだが、ハルクというアメコミヒーローがいかに人気があるかを伺わせる流れだ。

 アン・リー監督の「ハルク」はブルース・バナーの内面や人物描写に重きを置きすぎたために、どこかテンポが悪くエンターテイメント性を欠く内容だった。その点を踏まえての新生ハルクだけあり今回は冒頭から展開が速い。2003年版で何十分もかけた、ハルク誕生のエピソードをオープニングクレジットでさっと紹介し、その後は逃亡・変身・活躍をアクション満載で描いている。以下、アクションシーン別に内容を挙げてみた。




*****以下、ネタばれ注意*****




1.ブラジル・スラム街での逃走劇
 現実世界にこのような場所があるのかと驚いたのが、ブラジル・スラムの街並みである。「シティ・オブ・ゴッド」を過去に鑑賞したことがあったのだが、今作のように空撮を用いて1ショットで観せられると、その広さと斜面に密集した家々がまるで絵本の世界のものと思えるほど壮観なシーンだった。この地形を利用しての人間VS人間の逃走劇。狭い路地を駆け抜けるのだが、エドワード・ノートン本人が映るアクションシーンはここで最後となり、以降はCGのハルクが暴れることになる。


ハルク 2枚組スペシャル・エディションハルク 2枚組スペシャル・エディション
(2003/11/28)
エリック・バナジェニファー・コネリー

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2.カルヴァー大学敷地内 芝生上での戦い
 このシーンで初めてハルクの全体像がはっきりと観えるのだが、真昼間、都会のなかの青々とした芝生の上で戦う様子がなんとも新鮮である。ハルクVS人間なのだが、超人的な動きで攻撃するティム・ロスやガンマ砲を発する新兵器などの見せ場が続く。面白いのは軍隊の重兵器が一斉ではなく順序よく攻撃しているところだ。ジープからハルクに攻撃→破壊される→次の兵器という具合である。芝生の向こうからジャンプして登場するジープが、いちいち可笑しかった。

3.ハルクVSアボミネーション 都心部での戦い
 ラストを飾るのがハルクとアボミネーションの決戦であり、都心のど真ん中で、車をなぎ倒しながら2体の重量級の攻防が繰り広げられた。ハルクの相手が人間のみだった2003年版とは異なり、分かり易い悪玉を出現させたことで単純に楽しむことが出来た。「ハルクスマッシュ」も綺麗に決まり気持ちが良いシーンである。

 以上、3つのシーンは時間帯やキャラクター、場所を上手に変え様々な角度からアクションの面白さを引き出していた。ルイ・レテリエ監督のアクションに対する志は好きだが、少し残念だったのがCGに見えるところが目立ちすぎたところだ。ハルクはどうしようもないが、ヘリコプターに関しては何とか実機を出現させてほしかった。


超人ハルク オリジナルTV:スペシャル・コレクションVol.1 (ユニバーサル・セレクション2008年第8弾) 【初回生産限定】超人ハルク オリジナルTV:スペシャル・コレクションVol.1 (ユニバーサル・セレクション2008年第8弾) 【初回生産限定】
(2008/08/07)
ビル・ビクスビールー・フェリグノ

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 また俳優陣も好演していたが、1番目立っていたのはリヴ・タイラーではないだろうか。タクシーの運転手にぶち切れる様子や彼女の体格の良さ、ぎこちない演技が逆に味があるように思えた。

 さて、今作で最もテンションが上がったのがロバート・ダウニーJrが登場したラストシーンだ。ハルクVSアイアンマンという、アメコミ屈指の攻撃力とテクノロジーの戦いは誰もが観たい一戦である。しかしマーヴェル・スタジオズはこの2人に止まらず、ソーとキャプテン・アメリカを絡めたアベンジャーズなる一大プロジェクトを進めているようだ。正に夢の共演であるが2011年の公開を予定するその頃まで、現状のアメコミブームが続いているのかが心配でもある。もし実現できるのなら製作費10億ドルをかけたドリームマッチを期待したいものだが…。


■関連作品■
ラウンダーズ ★★★
ヒストリー・オブ・バイオレンス ★★★
ヴィレッジ ★★
ゾディアック ★★

[ 2008/08/17 00:00 ] アクション | TB(0) | CM(0)

ストーリー・オブ・ラブ ★★★★

ストーリー・オブ・ラブ 特別版ストーリー・オブ・ラブ 特別版
(2002/04/05)
ブルース・ウィリスミシェル・ファイファー

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 20代も半ばを過ぎると周りの人たちが結婚をしていく。めでたいことだが、最近では離婚の相談を持ち掛けられることもしばしば。自分は未婚なので上手にアドバイスは出来ないが、そんなときは「ストーリー・オブ・ラブ」を観れば良いのでは、とある時にふと思った。幸せだった2人が別れる原因は様々だが、特殊な事例を除いて、大半のカップルは本編で語られるような理由から、心が離れていくのではないだろうかと感じたからである。




*****以下、ネタばれ注意*****




 本作では離婚間際の2人、ブルース・ウィリスとミシェル・ファイファーの回想録で物語が進んでいく。出会い・結婚・育児・ケンカなど小さなエピソードを思い返しながら、自分を見つめ直し、最終的には相手のことを考え始めるのだ。全編に渡りストレスのたまる展開の連続だが、それでこそ、ラストのミシェル・ファイファーの独白が心に沁みる。その独白の直前、車の中でウォッシャー液の交換ランプの点滅をちらりと見つめたのがポイントで、この演出は巧いと思った。

 「結婚前には両目を大きく開いて見よ。 結婚してからは片目を閉じよ」という言葉があるが、正にその通りで、相手の嫌なことも欠点も含めて、(相手を)理解し受け入れることがなによりも大事だということだ。

 その他に「結婚なんてロマンスの抹殺装置」「愛は欲望が姿を変えただけ 欲望は消える」など友人の小言も意外と面白かったりする。離婚を考えている2人にお勧めだと前述したが、よくよく考えると、鑑賞後さらに気まずい雰囲気になる可能性も否めない。気持ちの離れた2人が映画1本でガラリと方向が変わったら奇跡であるが、一石を投じてみる価値のある作品だ。


■関連作品■
ダイ・ハード ★★★★★
ダイ・ハード2 ★★★★
ダイ・ハード3 ★★★
ダイ・ハード4.0 ★★★
アンブレイカブル ★★★
バットマン リターンズ ★★★

[ 2008/08/14 00:00 ] ラブロマンス | TB(0) | CM(0)

ダークナイトに続編があるとしたら…??





 パソコンのデスクトップ背景がジョーカー、劇場で購入したパンフレットを読み、サントラを延々と聴き続けるなど、ここ最近すっかり「ダークナイト」の世界にはまっている。全米でも4億ドルの興行収入を突破し(2008年8月上旬現在)ネット等での評価もおおよそ好評だ。

 鑑賞してしばらく経つ今も尚、興奮が冷めないのは作品のテーマが奥深く、キャラクターに魅力があったことが主な要因だろう。興行収入の異常な推移はリピーターの多さを示すものでもあり1度観てもまだ、ジョーカーの演技が観たい、あの場面の台詞をもう1回確認したい、アクションシーンを楽しみたい、という欲求に駆られるのだ。

 そんな10年に1本のアクション映画とも思える傑作「ダークナイト」だが、映画サイトのニュースでは、まことしやかに続編の噂も飛び交っている。勿論、このような素晴らしい世界観を構築したのならば続編が観たいものだが、「ダークナイト」の質を保てないものであれば製作してほしくないという気持ちもある。







 「ダイ・ハード」「ランボー」「ターミネーター」「エイリアン」「バイオハザード」「スパイダーマン」「ゴッドファーザー」「旧バットマン」のようにシリーズものとなり、パート2からパート3に行く時にパワーダウンしてしまう映画は多い。その逆で「インディージョーンズ」や「ボーン・アルティメイタム」など2→3でパワーアップする成功例もあるが、全体を見渡したときには失敗例のほうが上回っているように思える。




*****以下、ダークナイトに関するネタばれ注意*****




 最初から3部作構成等を想定していた場合を除き、続編が製作されるということは前作が面白かったからであり、それを超えるということは当然難しくなっていく。では「ダークナイト」はどうだろうか。バットマンの新シリーズとして「ビギンズ」「ダークナイト」と2作品製作され、仮に次回作があるならばパート3の位置付けとなる。スタッフ・俳優陣の続投等クリアしなければならない材料は多いが、最も難しいのはストーリーだろう。

 アクション映画におけるストーリー展開のベースで大切なのものは、主人公に降りかかるストレスの負荷や脅威の対象にある。

 ストレス・負荷は主人公から見て内的な要因であり、例えば妻や子供が人質になり救出するものであったり、主人公自身が病気や怪我を負うというもの。そして脅威の対象は外的な要因であり、主人公と敵対する人物・組織の大きさ、強力な武器の存在、または自然災害などの主人公とは距離を開けた不可抗力が挙げられる。この2つの視点から「ダークナイト」の続編について考え、予想してみた。







■敵役は誰が良いのか??(外的要因)

 バットマンシリーズの魅力は敵役にあるといっても過言ではない。「ビギンズ」ではラーズ・アル・グール(ヘンリー・デュガード)とスケアクロウ、「ダークナイト」ではジョーカーとトゥー・フェイスの手強い相手がそれぞれ登場した。旧バットマンシリーズの劇中で登場した残りの敵を挙げると、ペンギン、キャット・ウーマン、リドラー、Mr.フリーズ、ポイズン・アイビーの5人となる。

 現在、噂になっているのがリドラーをジョニー・デップ、ペンギンをフィリップ・シーモア・ホフマン、キャット・ウーマンをアンジェリーナ・ジョリーが演じるというものだ。クリストファー・ノーラン監督になってからの新バットマンシリーズの良さは、物語のトーンが抑え気味であり、その作風に合うように俳優陣もどこか渋めのキャスティングをしている点である。そこから考えるとジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーの2人はスター性があり、華があり過ぎる。







 それならばノーラン監督の過去の作品に出演した役者を活かすと、作品とマッチするのではないだろうか。例えばリドラーをガイ・ピアース、キャット・ウーマンをキャリー=アン・モスという具合だ。また「インソムニア」に出演した、アル・パチーノを汚職まみれのゴッサムシティの市長にしたり、マイケル・コルレオーネのように冷酷なマフィアのドンを演じさせるのも面白そうである。

 どれも想像の粋に過ぎないが「ダークナイト」のジョーカーが完璧すぎて、これ以上の難敵が思い浮かばないのが正直なところだ。幸いなのか、ジョーカーはまだ死んでいないため続編に絡めることも可能だが、そうするとヒース・レジャーの不在が痛い。

予想…リドラー、キャット・ウーマン、ジョーカー(少しだけ出演)、マフィア関係の巨悪。この辺りが続編に絡むのかなと思う。(コミックに登場した敵や映画オリジナルの敵が暴れても面白そうである。)







■バットマンに掛かる負荷とは??(内的要因)

 「ダークナイト」で衝撃だったのは幼なじみのレイチェルが、あっさりと爆死したことである。バットマンのマスクを被ったブルース・ウェインの、唯一の弱点であり心の隙はレイチェルを愛していたことにあった。そのため彼女には正体を明かし、バットマンという自警活動を限定的なものと考え、いつかはレイチェルと結ばれたいとブルース・ウェインは思っていたはずだ。その心の在り処をジョーカーに奪われたことによって、迷いが無くなり精神面から暗黒の騎士となったのが「ダークナイト」のラストであった。

 大きな喪失からの復帰は物語性を強め、この上ないエモーションを運ぶことになる。パート2で愛する恋人を喪失した主人公に、続編ではそれ以上の負荷を掛けなければならないのだが、可能性として考えられるのはアルフレッドに掛かる負荷であろう。







 ゴードンやルーシャス・フォックスの善玉も存在するが、過去2作品での関係を鑑みてもレイチェルの喪失を上回らない。バットマン自身に脅威が迫っても物語が高まらない。例えばゴードンの息子をロビンにしてロビンがピンチになるという展開になっても、気持ちが入る時間が足りないだろう。

 マイケル・ケインが演じたアルフレッドに手をつけることは、正に禁じ手となるが「ダークナイト」の出来を考えるとそう成らざるを得ないのではないだろうか。

予想…アルフレッドに何らかの脅威・変化が訪れる。それによりバットマン自身にも肉体・精神的な負荷が掛かる。


 以上のようにストーリーの面から続編を考えてみたが、素人が想像したものでは到底、面白くなさそうである(笑)「ダークナイト」という傑作が完成した段階でシリーズを止めることが英断なのか、「ダークナイト」が築いた大きな壁を破るのはやはりバットマンなのだ、と捉え続編を製作するのか、全てはクリストファー・ノーラン監督の動き次第だろう。「メメント」のように時間軸を操ることや、精神世界を描くなど斬新なアイディアがあるかもしれない。現段階での監督の頭のなかを覗いてみたいものだ。


■関連作品■
ダークナイト ★★★★★
バットマン ★★★★
バットマン リターンズ ★★★
バットマン フォーエヴァー ★★
バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲 ★
バットマン ビギンズ ★★★★
メメント ★★★★★
プレステージ ★★★★

[ 2008/08/12 00:00 ] 日記 | TB(0) | CM(10)

人のセックスを笑うな ★★

人のセックスを笑うな人のセックスを笑うな
(2008/07/25)
永作博美松山ケンイチ

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 「人のセックスを笑うな」インパクトのあるタイトルである。「変態村」「40歳の童貞男」に続くチケットを買い難い題名だ。しかし挑戦・攻撃的とも聞こえる題名とは裏腹に、内容は極めて穏やかでありスローテンポで物語は進む。

 20分で片付きそうな話を、2時間以上かけてゆったりとした風景やキャラクターの魅力で埋めていく、そこに何を見い出すかは鑑賞者に委ねられており、物語性を求めすぎると肩透かしを喰らってしまう。そして何やら可笑しなベットシーンがあるのかな、と期待すると実はそうでもない(笑)今作は「メガネ」のように、作品のリズムと波長に自分の心境がシンクロするかどうかではっきりと好き嫌いが分かれそうだ。




*****以下、ネタばれ注意*****




 とは言え、自分も今作が何を訴えたかったのかイマイチ分からなかった。「人のセックスを笑うな」という題名、「Don't laugh at my romance」という英題も物語と整合性がない気がする。ラストに「会えなければ終るなんて そんなもんじゃないだろう」と字幕が出てきたが、仮にそれが主題であるならば、それは映像で表現しなければ映画である意味がない。自分自身の心にゆとりがなかったのか、作品と気持ちに温度差を感じてしまった。

 フィルムの質感や映像、俳優陣は非常に魅力的に映っていた。のどかな田園風景に、今更こんな場所が!!と思うような小さな遊園地、美大生の緩い学園生活も心地良い。自由奔放で小悪魔のような永作博美。ストーブに火をつける際のマッチの持ち方が「デスノート」のLに見えた松山ケンイチ。そして「リリイシュシュのすべて」で共演した蒼井優と忍成修吾の2人、あの作品での殺伐とした空気とは違い、力の抜けた演技がなんとも面白い。


■関連作品■
百万円と苦虫女 ★★★★
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ ★★★
デスノート/前編 ★★★
デスノート/the Last name ★★
リリイ・シュシュのすべて ★★★★

[ 2008/08/09 00:00 ] ラブロマンス | TB(0) | CM(0)

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド ★★★★

ゼア・ウィル・ビー・ブラッドゼア・ウィル・ビー・ブラッド
(2008/08/20)
ダニエル・デイ=ルイスポール・ダノ

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 "ダニエル・デイ=ルイス!!"この一言に尽きる。物語・プロットを忘れさせ、1人の人間に対してこれほど魅せられる作品に出会ったのは久しぶりだ。現在商業ハリウッドに反抗するかのように、職人気質・メソッド演技を備えた俳優が居たことをまずは嬉しく思う。

 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」では主人公(ダニエル・プレインビュー)の他、信仰と自我の言葉に溺れるイーライやプレインビューと行動を共にするH.W.など、面白いキャラクターは登場するが、今作はあくまでダニエル・プレインビューの物語である。その存在は地上よりはるか上にそびえる、油井やぐらのごとく圧倒的なものであり、他を寄せ付けず全てを支配していた。

 「群像劇」というレッテルを貼られたポール・トーマス・アンダーソンは、今作では多人数・同時平行というトリックを排除し、1人の男の一大叙事詩を見事に完成させている。それまでのイメージからの華麗なる脱却と監督の柔軟な創作性に、今回も強烈なパンチを喰らったな気分になった。




*****以下、ネタばれ注意*****




 意外だったのは、ラスト20分ほどで時代と作品の空気が一変したことだ。「2001年宇宙の旅」のラスト、木星からとある部屋へとワープしたかのごとく、カリフォルニアの荒野から邸宅へと舞台が移る。それまでのダイナミックな画、夕陽を覗き込むような光はなく、狭く暗く異常な空気が漂うこの部屋はプレインビューの精神世界といってもいい。


ゼア・ウィル・ビー・ブラッドゼア・ウィル・ビー・ブラッド
(2008/04/23)
サントラ

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 H.W.と決別を交わし、狂気に満ちた彼はイーライを殺してしまう。数々の酒の瓶、ボーリング部屋や"ミルクセーキ"といった言葉がその倒錯性を助長させていた。それにしてもダニエル・プレインビューは興味深い人物である。誰とでも一旦は親しくするも、相手が少しでも利己的な態度にでると、一瞬にして距離を置き憎悪の対象となるのだ。

 なにが彼をそこまで追い詰めるのか、その過去に秘密がありそうだが本編で語られることはなかった。冒頭の採掘の過程から推測すると、長年1人でピッケルを片手に、穴を掘っているうちに"完全主義"ともとれる、それらの精神が研ぎ澄まされたように思える。いずれにせよ、このラストの一連のシーンはダニエル・デイ=ルイスをイメージする上で、長い間語り継がれる場面となるだろう。

 「I am finished」と言い、背中を丸め、力なく座り込んだプレインビューとそこに横たわる死体。ラストカットになって初めて「There Will Be Blood」というタイトルの意図がつかめた。


■関連作品■
ブギーナイツ ★★★★
パンチドランク・ラブ ★★★
リトル・ミス・サンシャイン ★★★
ミュンヘン ★★★

[ 2008/08/08 00:00 ] ヒューマンドラマ | TB(0) | CM(4)

HOME TOUR 2007-in the field- / Mr.Children

Mr.Children “HOME” TOUR 2007~in the field~Mr.Children “HOME” TOUR 2007~in the field~
(2008/08/06)
Mr.Children

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 2007年8月4日のHOME TOUR 2007 -in the field-のライブ初日(大分 九州石油ドーム)から、ほぼ1年後に念願のDVDリリース。既にアリーナツアー版がDVDで発売されており、構成やテーマはそれに近いものの、セットリストの変更や会場の規模の違いなど、それぞれを比較しながら観るのも楽しい。

 毎回、ジャケットや冊子が凝りに凝っているMr.ChildrenのライブDVDだが、今回は表紙がなぜかうさぎと亀の混合体??のようなもの。曲の歌詞にも出てこないし関連性が分からないのだが、じっと見つめているとなんとも愛らしく思えてきた。DVDのタイトル画面にも3匹ほど登場するのだがめちゃくちゃ癒されてしまう(笑)このぬいぐるみが販売されたら買ってしまうだろう。

 しかしうさぎと亀…??イソップ寓話の「ウサギとカメ」を引用しているのか??時には駆け足だったり、歩みを止めたりしたけれど無事に15周年を迎えることが出来ました、ということを訴えているような気もする。などと、想像を巡らせていたら明確な回答がデザインを担当したHPに載っていた(笑)(平和を表現しているそうです)

以下、見所を紹介します。

□良かった箇所
・ウサギ亀が異常に可愛い。
・「星になれたら」「my life」と懐かしの楽曲が聴ける。
・「シーソーゲーム」が解禁。
・「Tomorrow never knows」のアレンジがかっこいい。
・個人的に大好きな「Wake me up!」が聴ける。「目を開こう」の部分が最高!!


□アリーナ版とのDVDの演出の違い
・曲の途中でインタビューが挿入される箇所がある。
・タイトル画面の音楽が「SUNRISE」→「シーソーゲーム」。
・チャプター画面の音楽が「Wake me up!」→「あんまり覚えてないや」。
・エンドロールの音楽が「やわらかい風」→「旅立ちの唄」や「GIFT」のレコーディングの風景。


Mr.Children“HOME”TOUR 2007Mr.Children“HOME”TOUR 2007
(2007/11/14)
Mr.Children

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 1番の見所はエンドロールでのレコーディングの様子で、「旅立ちの唄」や「GIFT」を歌っている場面のなかに聴いたことのない曲があることだ。手を叩いている場面の曲がおそらく「HANABI」のカップリングの「タダダキアッテ」????もうひとつ「花の匂い残る〜♪??」この曲が気になるし、なかなか良さそう。「夏が終わる 〜夏の日のオマージュ〜」なのか新しいアルバムに収録される曲なのか楽しみである。

 それにしても「HOME」の収録曲ながら、アリーナとスタジアム両方のDVDの音源でいっさい使用されなかった「通り雨」。「SUNRISE」と共に次のライブでは是非とも歌ってほしいものだ。


■関連■
"HOME" TOUR 2007 DVD/Mr.Children
Mr.Childrenのライブに行く
GIFT / Mr.Children

[ 2008/08/07 00:00 ] Mr.Children | TB(0) | CM(0)

ノーカントリー ★★★★

ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディションノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション
(2008/08/08)
トミー・リー・ジョーンズハビエル・バルデム

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 信じられないタイミングで物語が終わった。エンドロールの字幕が頭に入らず、作品中で初めて聴いたかのような音楽を流し込みながら、心が震えているのを感じた。

 「ノーカントリー」には様々なメッセージが込められている。そのなかでも最も印象に残ったのは
「人間ってのはね、奪われたものを取り戻そうとして、さらに失う。結局は出血を止めるしかない。」
という台詞だ。傷の付近に注射器を射し、それらから泥のような血が流れ出すシーンがあるが、その光景と前述の台詞がぴたりと当てはまった。シガー(ハビエル・バルデム)という人間を卓越した存在、脅威の前に人はどのように抵抗しても無駄であるということ。繰り返す暴力の連続は、どちらかが血を抑えるまで、動きを止めるまで終わらないということなのだ。そのような不条理な出来事の繰り返し、世の中の乱れに無常を感じたのが保安官役のトミーリー・ジョーンズである。




*****以下、ネタばれ注意*****




 また、面白いことに作品中では、傷を負って若者に着ている上着を売ってくれと、お金を差し出すシーンがモスとシガーの両方にある。どちらも若者は服を差し出し、金を受け取り、立ち去るというものだが、これらの一連のシーンこそ、世の中の乱れを暗示しているものではないだろうか。血のついた金や助けを呼ばない若者の姿に嘆き、老いた保安官の居場所はこの国には無いのだ。

 「ノーカントリー」が巧いのは序盤で見せるだけのものは見せ、終盤では出来るだけ隠す演出にまわっているということだ。保安官の首を異常な形相で絞め殺し、高圧銃といういびつな武器で相手の額を撃ち抜く。シガーという脅威の対象を示すシーンは存分に描き、モスやその妻の最期はすべて省かれている。一番の旨味となりうる要素を打ち消してまで、伝えたかった語り口がコーエン兄弟にはあったのだろう。

 前半にアクション、スリラーを描き、後半に叙情を広げる。今作のような構成がこれまでの映画にあっただろうか。鑑賞する度に味が深まり、テキサスの広大な景色がいつしか人間の無常観という心象風景に摩り替わりそうである。


■関連作品■
コラテラル ★★★★
プラネット・テラー in グラインドハウス ★★★


[ 2008/08/04 00:00 ] ヒューマンドラマ | TB(2) | CM(18)

88ミニッツ ★

88(エイティーエイト)ミニッツ88(エイティーエイト)ミニッツ
(2008/07/11)
アル・パチーノアリシア・ウィット

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 「88ミニッツ」は主演のアル・パチーノをはじめウィリアム・フォーサイスやエイミー・ブレネマン、若手俳優のリーリー・ソビエスキーと演技も素晴らしく、面白い俳優陣が揃った作品である。しかしこれらの旨味を打ち消す、脚本や演出の連続だったなという印象をうけた。




*****以下、ネタばれ注意*****




 今作は「おまえの命はあと88分−」という脅迫電話以降、ほぼ残り時間通りに物語が展開されるリアルタイムサスペンスだ。その特徴からテレビドラマの「24」を連想させ、素早いテンポや臨場感を煽るカメラワークはそれと似ている。問題はその技法にアル・パチーノがはまっていないということだ。FBI異常犯罪分析医の彼が過去のトラウマを抱きつつ、真犯人を捜していくのだが、キャラクター像を深める時間がほとんどなく指令を受けて移動する駒と化している。

 それが顕著に表れているのが携帯電話を使いすぎているということ、人間を相手に葛藤するのではなく、あらゆる情報が電話越しにくるために面白味に欠けるのだ。ストーリー展開にしてもあまりに万能のツールとなっており、また部下をはじめとする主人公の周囲の人間が効率よく動きすぎているのも、リアリティを削ぐものだった。

 アル・パチーノはやはり、どしりと構えてそこから激昂するときの緩急や溜めが魅力なのではないだろうか。その瞬間のみを魅せる、アクションスターではないため本作のプロットは合っていないように思える。「オーシャンズ13」を除いて近年は「リクルート」「シモーヌ」などこれといったヒット作がない。彼本来の味がだせる企画や映画と巡りあってほしいものだ。


■関連作品■
ヒート ★★★★
オーシャンズ13 ★★★
ロード・キラー ★★★
アイズ・ワイド・シャット ★★

[ 2008/08/02 00:00 ] サスペンス | TB(0) | CM(0)

ダークナイト ★★★★★

ダーク・ナイトダーク・ナイト
(2008/07/23)
サントラ

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 アクション映画というジャンルに限定して、その映画史を西暦の10年単位で区切った場合、1980年代には「インディ・ジョーンズ」「コマンドー」「ダイ・ハード」、1990年代には「ターミネーター2」「ザ・ロック」のように、それぞれの時代を代表する多くの傑作が存在していた。しかし2000年以降、これらの作品群に迫るアクション映画がはたして存在しただろうか。「スター・ウォーズ」の新シリーズや「マトリックス」シリーズなど新世代を予感させる映画はあったものの、前述の作品の興奮には届いていない気がしていた。

 昨今のCG技術の発展によって描かれた空想空間も悪くはないのだが、そこに目が行き過ぎてもうひとつ感情の領域に踏み込めない部分があったのだ。自分自身が色々な映画を観すぎたせいか、年齢を重ねアクション映画に感動できなくなったのか、などとも思っていた。そんなとき、昔感じたあの興奮を思い起こさせた作品こそが「ダークナイト」である。2008年7月現在、既に数々の全米興行収入の記録を塗り替えているが、評価から見ても2008年を象徴する作品であり、また2000年代をも代表するアクション映画になるのではないだろうか。

 アメコミヒーローとはいえ勧善懲悪という見地を鈍らせる、複雑で奥深いストーリーと激しいアクションの連続。その「ダークナイト」の魅力をいくつか挙げてみた。




*****以下、ネタばれ注意*****




バットマン ゴッサムナイト スペシャル・エディション (2枚組)バットマン ゴッサムナイト スペシャル・エディション (2枚組)
(2008/07/23)
アナ・オーティスケビン・コンロイ

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◆狂気のジョーカーと2人の騎士

 「バットマン ビギンズ」の続編にジョーカーが登場し、その役をヒース・レジャーが演じるということを耳にしたときに、それは絶対に辞めた方がよいと思っていた。コミックのなかでも特に人気のある悪役だが、89年の「バットマン」の際にジャック・ニコルソンが見事に演じている過去があったからだ。しかし、ダークナイト版ジョーカーのスナップ写真や予告編が公開され始めると、その想いが間違いだったことに気付かされる。

 高層ビルの闇間にすっと降り立つシルエット、「Let's put a smile on that face」(口が裂けるほど笑わせてやる)など台詞のひとつひとつに圧倒され、甲高い笑い声に心が凍りついた。ジャック・ニコルソンのコミカルなジョーカーとはまた一味違うもので、その振る舞いは狂気そのものである。

 ヒース・レジャーの異常なまでのキャラクターへの入れ込みが新たなジョーカーを生み出し、結果としてそれが「ダークナイト」の世界観と成功を決定付けたと言える。若くして遺作となってしまったことは衝撃であり残念でならない。

 また、バットマン"暗黒の騎士"をクリスチャン・ベール、ハービー・デント検事"光の騎士"をアーロン・エッカートがそれぞれ好演。バットマン、ジョーカー、ハービー・デント(トゥー・フェイス)の3者の主張がぶつかり合い、交錯する。素晴らしいキャラクター達が見せる躍動は、高い緊張感を保持したまま物語の最後まで疾走していた。


バットマン ビギンズ (Blu-ray Disc)バットマン ビギンズ (Blu-ray Disc)
(2008/07/23)
ゲイリー・オールドマンマイケル・ケイン

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◆難度の高いアクションシーンの創造

 アクション映画のなかで、チェイスシーンと爆発シーンが見所としてピックアップされることが多い。今作ではこれら2つを非常に難度の高い次元で表現している。

 チェイスシーンでは、バットモービルからバットポッドが登場した瞬間に座席に前のめりになって叫びそうになったほどだ。ジョーカーは護送トラックに向けロケット弾を放ち、ヘリコプターは墜落、大型トラックは横転ならぬ縦転、そのなかバットポッドはゴッサムシティを駆け巡る。スピード感と激しい攻撃の応酬は劇中で最もテンションの上がるシークエンスだった。

 爆発シーンは近年稀に見る量であり、それぞれの爆破の規模が大きく驚いた。過去に「ダイ・ハード」におけるナカトミビル爆破、「ターミネーター2」でのサイバーダイン社の爆破などアクション映画を彩る名シーンが存在したが、今回の総合病院の爆破シーンはそれに並ぶとも劣らない見事なものである。

 爆発の直前に起爆装置を連打するナース姿のジョーカーも面白く、少し間を空けた後の崩壊ぶりが素晴らしい。最近は建物や爆風をCGで補完することが目に付くが、今作は"本当にやってしまったね"と匂わせる思い切りの良さが気持ちいい。勿論、VFXも使用しているだろうが、それを感じさせないリアル志向と空撮の多用で空前絶後の破壊を表現していた。


バットマン ビギンズ オリジナル・サウンドトラックバットマン ビギンズ オリジナル・サウンドトラック
(2005/06/10)
サントラ

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◆バットマンからダークナイトへ

 前作「バットマン ビギンズ」はバットマンの誕生を描いたものだったが、彼の立場や存在する意義を見据えた場合、今作こそが本当の誕生物語だったのではないだろうか。

 バットマンの力というものは、相手に恐怖心を植えつけるところにあった。しかしジョーカーという新たな脅威は、お金や地位といったものに興味はなく、混乱を招くことが目的のアナーキストであり恐怖を伝えることはできない。それどころか恐怖を利用し、ハービー・デントや市民を狂気に染める様子はバットマンのそれと紙一重であり、2人は似た者同士なのである。相手がいるからお互いが存在する。この因果関係が正義心を歪め、更なる不安を煽っていた。

 またバットマン自身が正体を明かさなかったことが、レイチェルの死、そしてトゥー・フェイスの誕生に繋がってしまい、またもや彼の正義というのが危うくなっていく。唯一、救いだったのはフェリーの爆破がストップされたことだ。バットマンはその市民の行動に微かながら希望を見い出し、トゥー・フェイスの罪を被ることを決意する。

 法で相手を裁き、正しく表に立った光の騎士ではなく、誰からも称賛されず、誰とも交われない存在。暗黒の騎士=ダークナイトとなり走り去るその姿に感動さえ覚えた。それにしても、なんとも暗く哀しいストーリーだろうか。レイチェルの心が離れそして殺され、ハービー・デントを失いトゥー・フェイスを殺害、フォックス(モーガン・フリーマン)に見離され、市民からは憎しみを受け警察に追われる。沈黙の使者を貫き、光の騎士を称えつつ自らは闇に消える。これこそバットマン独特の魅力・美学であり本当の意味での誕生だと思う。


The Dark Knight: Featuring Production Art and Full Shooting ScriptThe Dark Knight: Featuring Production Art and Full Shooting Script
(2008/07/22)
Craig Byrne

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 これほど濃密な映画を築き上げたクリストファー・ノーラン監督だが、脚本として常に監督のバックアップをしているジョナサン・ノーランの功績も大きいだろう。ノーラン兄弟の代表作は「メメント」だったが、「ダークナイト」はそれを塗り替える可能性もある、恐ろしいパワーを秘めた映画だ。


■関連作品■
ダークナイトに続編があるとしたら…??
バットマン ★★★★
バットマン リターンズ ★★★
バットマン フォーエヴァー ★★
バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲 ★
バットマン ビギンズ ★★★★
メメント ★★★★★
プレステージ ★★★★
ブロークバック・マウンテン ★★★


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