デスノート  ★★★

DEATH NOTE デスノート [Blu-ray]DEATH NOTE デスノート [Blu-ray]
(2009/02/25)
藤原竜也、松山ケンイチ 他

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 「そのノートに名前を書かれると死ぬ」一見すると「リング」や「着信アリ」のような和製ホラー映画を連想させるが、今作はデスノートを使っての葛藤や人殺しよりも、ノートを巡る月(ライト)とL(エル)の駆け引きを中心に話が展開される追跡劇が面白い。携帯やインターネットといった流行のデジタルツールではなく、ペンとノートというアナログ感も逆に新鮮。アイディアに関しては邦画のなかでも群を抜いておりアジアに限らず、もっと広い範囲での世界市場を狙える作品だと思う。

 しかし、せっかくの脚本・展開を台無しにするような、安っぽく感じられる演出(死神のCG表現や登場人物の演技、フィルムの質等)が多く、見せ場も感情に訴えかけるようなものとは程遠く爽快感がない。ベースが良いのにもう一度観ようと思わないのは、その辺りの丁寧さやこだわりがいまひとつ伝わってこなかったからである。

 主人公はデスノート所有者の夜神月だけど、ノートを追う側の「L」、彼の奇妙で独特な立ち振舞いや、極度の甘党、「呪怨」のあの子供のようなメイクなどキャラクター作りが面白かった。何も悪いことはしていない国際的な名探偵なのに、月よりLのほうがヒールっぽく映っているのも魅力だろう。

 デスノートは死因を細かく指定できるのがミソ。劇中では遺書の内容まで操っていたし…そうすると安易に想像できるのは、これを利用してお金儲けをしたり有名人を操ったりするということ。名前だけだと死んじゃうので死因を老衰とか自然の流れに沿ったようにして、自分の欲望の思うままに行動を指定して何十年過後のある日を死亡日に指定してあげれば、デスノートと言いつつも良い使い方もあったりするのか??←後編を鑑賞したところ最大で23日間までと判明。


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