ラウンダーズ ラウンダーズ
マット・デイモン、エドワード・ノートン 他 (2004/11/25)
松竹
映画の詳細を見る



 「ラウンダー」とは勝負師のことだ。ギャンブル映画というと、借金を抱え落ちぶれた主人公が、妻や子供を見返すために奮起して、最後には大勝負にでて勝つ、このようなストーリーをイメージをするが今作は根底からまるで違う。

 主人公は法科大学に通っていて頭がよく、ギャンブルなどしなくても弁護士など収入源は他からでも見込めるのだ。落ちぶれているのは主人公の友達であり、そのせいで巻き添えをくらう、その知性に溢れたキャラクターのせいか物語全体も渋い。

 マット・デイモン、エドワード・ノートン、ジョン・マルコヴィッチ、マーティン・ランドー、ジョン・タートゥーロを擁してもこの抑え加減は驚くべきこと。最後の高レートのポーカー勝負は、スローモーションや抑揚のある音楽、細かいカット割など、いくらでも魅せることはできるのにさらりと終わってしまう。それはイカサマをぜずに、流れが悪いときは降り、良いときに大きく勝つという賢い主人公の内面・哲学を示しているのだろう。マット・デイモンの思考を語るナレーションは非常に現実的であり、派手さもないだけに説得力もある。

 エドワード・ノートンがこれでもかというほどにイライラさせる役、後半の放置ぶりに笑えた。情けない役も似合う大好きな俳優だ。マルコヴィッチがポーカー中にみせるクッキーの描写は味があって記憶に残るもの、あの不気味さが良かった。


■関連作品■
ボーン・アイデンティティー ★★
ボーン・スプレマシー ★★
ボーン・アルティメイタム ★★★
オーシャンズ13 ★★★
ディパーテッド ★★★
スポンサーサイト
テーマ:映画感想
ジャンル:映画
コメント
思わずコメントしてしまいました。エドワ-ド・ノ-トンの良さに気付いていてくださっていたとは、嬉しい!この人いいんですよねえ。「僕たちのアナ・バナナ」(確かこんな題名だったと)ご覧になりましたか?これまた私の好きなベン・スティラ-も出ているのです。たいした映画ではないのですが、宗教問題をさらっと絡めていて、佳作です。
2007/09/04(Tue) 22:55 | URL | パタリロ | 【編集
エドワ-ド・ノ-トンといえば、やはり「ファイトクラブ」が印象に残っています。カメレオン俳優と言われるだけあって、どんな役でも軽妙にこなしますよね。

「僕たちのアナ・バナナ」これは何年か前に観ようとしてそのままでした。
コメントで題名見て、「あっ」と思い出して。
たしか監督・主演をしてますよね。9月は祝日が多いので、どこかの日に鑑賞しようと思います。教えていただき、ありがとうございます!!
2007/09/04(Tue) 23:11 | URL | >パタリロさんへ | 【編集
 監督してたの、忘れてました。思い出させてくれて、こちらこそ有難う!
2007/09/05(Wed) 00:19 | URL | パタリロ | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック