恋人までの距離 / ビフォア・サンライズ ★★★★★

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離 ビフォア・サンライズ 恋人までの距離
イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー 他 (2007/04/06)
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 知らない者同士が出会ってから恋に落ちるまで、これほど説得力をもって鑑賞できたのは今作が初めてだった。特筆すべきは劇中のほとんどがイーサン・ホークとジュリー・デルピーの会話のみで描かれているということ。劇的な展開、ケンカ、弊害はなく、誰かの主観に偏らずに、カメラは常に出会ったばかりのフレッシュな2人を追い続けている。唯一の制約は飛行機に乗るまでの14時間という時間の縛りのみ。

 どうしてこのような自然な台詞を書けるのか不思議に感じるほど、今作は独特のリズムを生み出していた。1番知りたかった、互いの恋人の存在を明かすのは中盤以降であったり、核心を避けながら遠回しに本題に迫っていく。それでも会話の節々やしぐさから2人がどういう人間か、どんな生い立ちでどんな考えをもっているのか、どのような人生観で将来どうしたいのかなどリアルに人物像が伝わってくるのだ。

 自分の本音・感情を言葉にださないことは、出会ったばかりの男女によくあること。それを表に示すために用意されたレコード屋の音楽、占い師、詩人、電話をかけるフリをする、など内面を探る演出も非常に巧く、「現実にあり得なくはない」という線を見事にクリアいる。勿論、それはイーサン・ホークとジュリー・デルピーの相性の良さにもあるだろう。今作では台詞が多く、様々な場面で長回しのシーンが用意されている。バス、レコード店、ピンボール台のシーンでは2人の動きや呼吸がぴたりと合っているのが観て分かり、台本があるのか疑問に思うほど自然。個人的にはイーサン・ホークとジュリー・デルピーこそ映画史上に残るベストカップルだと感じたほどだ。

 イーサン・ホークは昔から好きな役者だったが今作ほど彼の魅力に満ちた作品はなかっただろう。なんとも皮肉っぽいインテリぶった台詞の数々、自分の内面を素直に言葉に出さずに得意気に語る様子が頭から離れない、そんなイーサン節ともいえる独特な感じがたまらないのだ。ウィーンの駅に着く寸前の電車のなかで、ジュリー・デルピーと別れたくないイーサン・ホークがなんとか彼女を誘い電車から降ろそうと口説くシーン、彼女に将来10年後・20年後を想像させ未来の夫に愛想をつかせて過去にあった男を思い出させる、といった口説き文句またそのときの手振りなどは最高である。

 出会いや恋に落ちる際の素晴らしさと高揚感、別れの切なさ、外国の映画でここまで気持ちに同調されるとは自分自身でも驚きであった。


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 よくぞ、この映画に5★をつけて下さった!うれしい!最高のラブ・スト−リ−です。設定が14時間、ここが恋の本質と一致するのではないでしょうか?恋はいつかは終わるものなのですから、初めから時間制限を付けておいて、この恋には未来があってほしいと思わせる。最高の脚本です!続編はまた違った良さがありますので、是非見てください。この時のジュリ−・デルピ−とイ−サン・ホ−ク、最高です。何回みても飽きない映画です。明日、借りてこようかなあ?
[ 2007/11/04 01:27 ] パタリロ [ 編集 ]
 追伸・・・・・私はもう現実には恋はしないでしょうが、「恋」はいいものです。それがもし破れたとしても、その痛さを時が素晴らしい人生のスパイスにしてくれます。・・・・・なんてちょっと先輩ぶってみました。
[ 2007/11/04 01:31 ] パタリロ [ 編集 ]
はじめまして、mixiの足跡をたどったところ、私の大好きな映画について書かれていたので!
セリフも、ヨーロッパの素敵なロケーションも、キャスティングも、大好きです。
見ているほうまで、わくわくドキドキ、恋に落ちるか落ちないかの瀬戸際の、切なくて甘い感じ。いいですよね〜!
[ 2007/11/04 09:59 ] マリコ [ 編集 ]
これ
大好きです!!!

二人の会話がすごい素敵!!
若さ?ゆえの不安、怒り、迷い
がポンポンでてる・・
あ〜もう一度
若く慣れたら!?こんな出会いしたい!!
こんな会話攻撃したいです
私会話攻撃大好きなんですよね

私はねこう思うの、きみは?
私はでも・・・とか

続編もラストこちらに委ねていて
好きに解釈できるところもおしゃれですよね

秋に観るのにいいな〜

フランス行きたくなりますね
[ 2007/11/04 10:56 ] hiro_ [ 編集 ]
パタリロさんの言うように、時間的な制限をつけたことが緊張感と期待感を煽ってますよね。それにしてもひと時も2人が離れず喧嘩もせず、なんにも起こらないのに最後まで物語を引っ張れることはすごいことだと思います。色々な要素がちょうどよい配分で交わると、このような完成度になるのかと驚きました。

続編も、この作品の空気を壊さずに製作してあるので大好きです。DVDを持っていてたまに観たくなる映画です^^
[ 2007/11/04 11:04 ] >パタリロさんへ [ 編集 ]
コメントありがとうございます!!
ウィーンの街並み、ロケーションもきれいですよね。
色々なお店に行ったり、ちょっとした路地裏だったり公園だったりすべてが心地良いなと思いました。
ラストで2人が歩んだそれまでの場所が、回想する夜明けのシーンは切なくて印象深いです。
[ 2007/11/04 11:12 ] >マリコさんへ [ 編集 ]
この作品の台詞は興味深いものばかりですね。
学生、若さゆえの反抗心やその人自身の哲学が垣間見れて面白いです。これほど会話が途切れないというのは相性が良い証拠ですよね。
hiroさんが言うように秋の夜長にはぴったりの作品ですね。続編も上映時間がそこまで長くないので気楽に楽しめて好きです。
[ 2007/11/04 11:24 ] >hiroさんへ [ 編集 ]
この勢いで古典で「逢いびき」なんていかがでしょうか?デビッド・リ−ンが監督をしています。冒頭のシ−ンはこれぞ映画って感じがします。時代背景が違いすぎて感情移入はされないでしょうが、なかなかいいです。
[ 2007/11/04 12:54 ] パタリロ [ 編集 ]
「逢いびき」ですか。秋のこの季節こそ古典に合いますよね。「これぞ映画」という響きが気になります。廉価版で500円で売っているようですね。ちょっと探してみて惹かれたら鑑賞してみます。紹介ありがとうございました!!
[ 2007/11/04 13:39 ] >パタリロさんへ [ 編集 ]

初めまして。
この映画をうまく表現していただいてる
ブログをみて思わず投稿させていただきました。

恋人同士の微妙な駆け引きのまじった会話が
とても好きで、この映画が大好きです。

これからも素敵な映画にたくさん出会えると
いいですね。
[ 2007/11/04 21:45 ] リバティー [ 編集 ]
初めまして!!
普段はラブロマンス系の映画はあまり観ないのですが、人の紹介で今作を観てあまりの面白さにすぐ続編を観て、すぐにDVDを買いました(笑)
会話のみで構築するのは、すごく勇気のいることだと思うのですが見事に好転している稀な作品だと思います。
[ 2007/11/05 00:13 ] >リバティーさんへ [ 編集 ]
mixiの足跡から辿ってきました。

この映画を観て僕は勇気を得たり、切なくなったりしました。最も好きな映画です。
というのも、この映画と出会った時期、ちょうど僕は一生涯大切にするだろう恋に落ちていたからです。
運命ってもんを初めて信じた時でしたから。

映画の感想がおもしろいので、また来させていただきますね♪


[ 2007/11/07 07:41 ] マツピン [ 編集 ]
こんばんは!!コメントありがとうございます。
今作の特長に、男女共にこの映画が好きな人が多いということです。ラブロマンス系の映画は大抵は女性が主人公で女性の視点から描かれることがほとんどですが、「恋人までの距離」は男女どちらの視点でもなく、しかもどちらかが片想いというわけでもない、全くのフラットな状態が心地良いのだと思います。そのようなことから、マツビンさんのコメントもすごく伝わってくるものがありました。

こちらこそ、今後ともよろしくお願いします!!
[ 2007/11/07 21:08 ] >マツビンさんへ [ 編集 ]
こんにちは。足跡からきました。

Before sunriseは私も大好きな映画です。
その他まさきさんが挙げてる映画も、一部かぶってたのでちょっと嬉しくなりました。まだ見たことのないものもたくさんあるので、少しずつ消化できていけたらと思ってます。

最近は忙しくなかなか映画も観れませんが、DVDをいっぱい借りてゆっくり観たくなりました。
やっぱり映画っていいものですよね。
[ 2007/11/07 22:14 ] みち [ 編集 ]
コメントありがとうございます。
自分と同じ映画が好きな人に出会うと嬉しくなりますね。
僕も最近は新しい作品をあまり観てません。最近はこの手のジャンルも少なくなってきたように思います。なにか秋らしい映画を鑑賞したい!!DVDいっぱい借りて、っていうのはイイですよね^^
[ 2007/11/07 22:25 ] >みちさんへ [ 編集 ]
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