ボーン・スプレマシー ★★

ボーン・スプレマシー [Blu-ray]ボーン・スプレマシー [Blu-ray]
(2012/04/13)
マット・デイモン、フランカ・ポテンテ 他

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 記憶喪失という設定だった前作から2年。「ボーン・アイデンティティー」で意外と種明かしをしていたのに、そこからどう展開するのか気になっていたのだが、恋人のマリーを巻き込んで…というよくある流れで物語は動いていく。

 インドから始まりイタリア、ドイツ、ロシアと広範囲に移動を繰り返し、終始追われる身となるジェイソン・ボーン。撮影を実際の現地で行なうなどライブ感を含め基本的な構成は前作と変わらない。しかし若干の記憶を取り戻していること、トレッドストーンの動きを把握しているせいか、前回よりは緊張感が薄れていたことは否めない。敵の本部を狙撃銃で狙いながら連絡を取るなど余裕の行動も見れる。

 それでも肉弾戦のアクションや、敵を撹乱して追いつめていく様子は頼もしくもあり爽快そのもの。1番の見所はカーチェイスシーンだ。事前に肩を撃たれているジェイソン・ボーンが片手でタクシーを運転する姿は手に汗握るほどであり、このシーンに賭ける全スタッフの情熱が伝わってくるほど見事なチェイスシーンである。

 クライブ・オーウェン、クリス・クーパーと面白い面々が揃った前作に比べ、周りの登場人物に華がないのは残念なところ。新参入のジョアン・アレンも人の良さが前面にでてしまい、ジェイソン・ボーンを追いつめる鬼気迫る熱がなかなか伝わってこなかった。


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