21グラム ★★★★

21グラム (初回出荷限定価格)21グラム (初回出荷限定価格)
(2004/11/05)
ショーン・ペン

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 「人は死ぬと21g軽くなる」非常に興味を惹きつけられるコピー。本作ではそれに対する明確な答えはでないが、その21gの増減を巡って織り成す人間模様、重く久々に心に響いた作品である。

主演の3人ともそれぞれ欠落した部分があり、誤った選択をしてしまう。その選択は一つの心臓の出所と行く末を考えると非常に複雑なものである。原因と結果、因果応報なのか単純に本作の登場人物の行動には賛同出来ないが大きく否定も出来ない。その辺りの不安定さ、人間の弱さ(人間らしさ)が実にうまく表現されていたと思う。各々の家庭や生い立ち、状況を均等に描いた部分や勧善懲悪の展開にしなかったのも脚本の質の高さを感じさせた。

今作の主役3人、ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロともにアカデミー賞に絡んだだけあって演技は素晴らしく、特にベニチオ・デル・トロの宗教と信仰の間で苦悩し葛藤する姿が強烈で印象的だった。


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バベル ★★★
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