キル・ビル Vol.2 ★★★

キル・ビル Vol.2 (ユニバーサル・ザ・ベスト2008年第2弾)キル・ビル Vol.2 (ユニバーサル・ザ・ベスト2008年第2弾)
(2008/06/12)
ユマ・サーマン.デヴィッド・キャラダイン.ダリル・ハンナ.マイケル・マドセン.ゴードン・リュー.マイケル・パークス.サミュエル・L・ジャクソン

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 「キル・ビル Vol.2」を観たときにVol.1との温度差にまず驚いた。Vol.1では日本への移動や青葉屋での大乱闘など、派手でスケールも大きく、スタイリッシュな演出も冴え渡っていたのを覚えている。しかしVol.2ではやたらと狭苦しい棺桶・キャンピングカー・ビルの家などが主な舞台であり、移動の際にでていた地図をなぞるシーンやアニメーションもなく、どこか古風・古典風味であった。

 「キル・ビル」は元々1本の映画だったものを、尺が合わないとのことでVol.1と2に分けたようだが、実際はテンポ・演出もガラリと変えてきている。俗に言う「動のVol.1、静のVol.2」といったところか。人それぞれに嗜好は違うが、「キル・ビル」は派手でやり過ぎのところが良いと思っていたので、Vol.2の方向転換には個人的に残念だった。

 ただ派手さは無いものの、バカバカしさは継承している。墓場から重力無視の脱出や、白蓮拳の秘技「五点掌爆心拳」などは70年代、カンフー・ゾンビ映画といったB級映画を愛する監督ならではの味つけといえるだろう。

 酒浸りで独り寂しくキャンピングカー生活を送るバドは渋くクールな役柄だったが、Vol.2で1番際立っていたキャラクターはエル・ドライバーことダリル・ハンナだったと思う。ブライドとの壮絶な一騎打ちでは、長い脚を活かしてのライダーキックを喰らわしたり、トイレの便器に顔面を押し付けられたりと、年齢を感じさせない動きと冷酷な目つきで楽しませてくれた。また前回で完全にシークレット扱いになっていた、ビル演じるデヴィッド・キャラダインが初めて全身姿を見せており、彼に「ナチュラル・ボーン・キラーズ」と台詞のなかで言わせた場面が1番面白かった。


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