プロヴァンスの贈りもの [DVD]プロヴァンスの贈りもの [DVD]
(2010/08/27)
ラッセル・クロウ、マリオン・コティヤール 他

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 仕事に疲れた都会人が田舎に行って、自分自身や生き方について考え直す。原作「南仏プロヴァンスの12か月」に沿った大筋だが、リドリー・スコット監督とラッセル・クロウという「グラディ・エーター」以来のコンビが見せた作風は、シリアスなものでも叙情的なものでもなく軽妙でなんとも爽やかなものだった。

 リドリー・スコットといえば「ブレードランナー」「ブラックホーク・ダウン」「ハンニバル」「キング・ダム・オブ・ヘブン」と、その世界観の構築、映像センスに定評のある監督だ。しかし今作では「マッチスティック・メン」で見せたライトな空気の仕上がりになっている。同じくラッセル・クロウも大作続きのなか、今回はコメディ的な演出、柔らかい表情など新たな一面も覗かせている。この演出が合う人にとっては嬉しいものだが、個人的にはもっと惹きこまれる様な内容にしてほしかった。

 ヘンリーおじさんが亡くなり相続権を継承した主人公。家の売買、ワイン、ブドウ畑、隠し子、恋愛、と彼が巻き込まれるエピソードが多く焦点が絞りにくいなという印象。予告編で観れたマリオン・コティヤールとの恋愛関係の描写も驚くほど少ない。また1週間の停職後、ロンドンに帰ってきたラッセル・クロウに怒りながらも、会社の共同経営権を打診するくだりもいまいち分かり辛かった。

 そのような細かいことは気にせず、南仏の穏やかな空気を楽しめというのが作品のスタンスなのだろう。劇中の食事・ワイン・街並み・景観はロハスやスローライフのお手本ともいえる心地の良いものだ。物語の前半でマリオン・コティヤールが車を避けて自転車から落ちるシーンがあるのだが、その落ちぶりが何気にすごい(笑)


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