「スパイダーマン」「X-MEN」「ハルク」「スーパーマン」など近年、アメコミの映画化は活況を呈しているが、それらの元祖であり個人的に1番好きなコミックヒーローこそが「バットマン」である。暗闇に「BATMAN」のロゴが映し出され、ダニー・エルフマン作曲のオープニングスコアが流れると、「さぁ、映画を観るぞ」という童心に帰るような、不意に訪れる幸福感に包まれるのだ。バットマンは後にリターンズ、フォーエバー…とシリーズ化されていくことになるが、やはり今作が突出して良く出来ているようだ。「バットマン」の良さを一言で説明するのは難しいが、あえて言うなら混沌さにあると思う。
ティム・バートンが描いた架空都市、ゴッサムシティは地下からのスチーム、サーチライトの光、異様な彫刻の像など、なんとも奇妙な造型の街並みであり、ダークな世界観の土台となっている。そのいびつな世界に蔓延る悪がジョーカーだ。オープニングクレジットでは、バットマン役であるマイケル・キートンよりも先にジャック・ニコルソンが表示されており、あまりにインパクトの強い風貌と破天荒な言動は正に”主役”級である。役者魂にスイッチが入ったのだろうか、今作のジャック・ニコルソンは必見であり、美術館でのバトンさばきや「眼鏡の相手を殴るか??」など台詞や立ち振舞いが冴え渡っていた。怪しくも知的なイメージのマイケル・キートン、型にはまった演技しか出来ないキム・ベイシンガー、妙にリアリティのあるバットモービルなど、現実的な演出と非現実の演出が混在しているのが今作である。
それら全ての要素が個性的で、それぞれが独立した働きを見せるものの、上質のラインで巧みに融合されバランスよく配置されている、これこそが「バットマン」の魅力だ。アクション映画として捉えると確かに弱く、物足りない部分はある。しかし他の映画では味わえない不思議な高揚感があり、劇中にジョーカーが大金をばら撒きながら腕を伸ばして踊るシーンがあるように、時としてそのようなパレードが観たくもなるものだ。
■関連作品■
バットマン ★★★★バットマン リターンズ ★★★バットマン フォーエヴァー ★★バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲 ★バットマン ビギンズ ★★★★ダークナイト ★★★★★スパイダーマン3 ★★★ディパーテッド ★★★
世間での「ダークナイト」の異様な高評価を目の当たりにて
こりゃいかん!
と思い、急いで借りてきましたw
ティム・バートン監督とクリストファー・ノーラン監督では
雰囲気がぜんぜん違うと思いますが、
すぐにこのバートンワールドに引き込まれました。
ダークなゴッサムシティと同じくダークなバットマンとバートンお得意の
グロテスク(笑)且つカラフルなジョーカーの対比が特徴的でした。
ジャック・ニコルソンの演技はもはや神がかっており、主役のマイケル・キートンを完全に食ってましたw
まるで最初のパイレーツでのデップとおーりーですな。
バートンもバットマンよりもジョーカーを前面にだしてますし、タイトルは
いっそのこと「JOKER」でもよかったと思う(笑)
アニメバットマンはアメリカに住んでいたときしょっちゅうテレビで見ていましたが、
映画バットマン過去二回しか見たことがありません。
ビデオでフォーエバーと
機内でビギンズです。
フォーエバーは当時まだガキだったので覚えてませんが、
とりあえず実写でバットマンが見れるだけで興奮でしたw
内容はチンケでしたけど。
ビギンズは暗い機内でしかも画面がものすごく小さかったので何が起きているのか把握しきれず、
全くわけがわからないまま幕が下りてしまいました...
リターンズともう一度ビギンズを鑑賞して
ダークナイトに備えたいと思います!