すべてはその朝始まった ★★

すべてはその朝始まったすべてはその朝始まった
(2006/09/21)
クライヴ・オーウェンジェニファー・アニストン

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火曜サスペンスのような邦題と王道な物語


 身近な恐怖を題材にしており、久々にサスペンスらしいサスペンスを観たなという印象。映画学校の教材、お手本になるような脚本だ。ただ、誰にでも起こりうるからこそ人物の行動にはリアリティをもたせてほしいもの。そう考えると、主人公の言動は現実的なものとは言い難い。強請られ家族を危険にさらされても、警察に行かないのはやはりおかしいし、警察に通報できない動機付けも弱かった。




*****以下、ネタばれ注意*****




 3大スターの共演が謳い文句になっていたのだが、クライブ・オーウェンとジェニファー・アニストンの2人は本来の味と役柄とが合っていない。クライブ・オーウェンはどう観ても、強そうで勇ましく、情けないサラリーマンという設定にはほど遠い。ジェニファー・アニストンも男を誘惑して陥れる女性として、なにか魅力に欠けていた。犯人のヴァンサン・カッセルは、以前にもそのような役があったせいか割とはまっており、突然人を殺したり主人公を威嚇したりと不気味でインパクトがある悪役だった。

 今作では2回ほど、どんでん返しの展開がある。ジェニファー・アニストンが実は悪人と組んでいたことと、ヴァンサン・カッセルが生きていて主人公に復讐とする箇所だ。前者はサスペンス好きなら途中で読めるが後者には意外性があった。冒頭のノートのシーンとラスト近くの描写でこの線が繋がるのだが、安易にヴァンサン・カッセルを出さずに曖昧のままに終わるのも余韻を残して良かったのでは、と思う。


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