恋は嵐のように ★★★

恋は嵐のように恋は嵐のように
(2007/10/12)
サンドラ・ブロック、ベン・アフレック 他

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 少し不謹慎かもしれないが、台風が接近すると妙に気持ちがワクワクすることはないだろうか。なにか脅威が迫る、なにかが変わるそんなことを密かに思ったりして気持ちが高揚するのだ。天気と感情をリンクさせたシーンは映画やテレビドラマにおいての常套手段なのだが、今作は作品全体でそれらを示している。




*****以下、ネタばれ注意*****




 結婚を2日後に控えたベン・アフレックが、飛行機で偶然隣に座った女性、サンドラ・ブロックに恋をするという展開。「恋は嵐のように」の邦題通り、実際の嵐のなか衝動的に恋に落ち、式をキャンセルして出会ったばかりのサンドラ・ブロックをとるのか結婚相手をとるのかその選択に注目していた。作品中では雨・雹・嵐を様々な気象現象を描いていたが、ラストでそれまで悪天候だった空に一筋の光が射し始めるシーンがあり、それと同時にベン・アフレックは結婚相手だったモーラ・ティアニーを選択することを決断する。つまりベン・アフレックはあり得ない出来事や気象状態に気分が高まり衝動的にサンドラ・ブロックを好きになっていたということ、嵐が去るのと同時に気持ちも消えたことになるのだ。劇的な変化やロマンスを求める鑑賞者だとこのオチにすっきりしないだろうが、個人的には安易過ぎる選択よりもずっと好感のもてる展開だと思った。

 マリッジブルーという言葉があるが、今作では結婚生活を否定する台詞が数多く登場する。それに加えて、もしサンドラ・ブロックを選択していたら、それこそ結婚そのものを完全否定したことになってしまうだろう。結婚に否定的→それでも結婚を選択した彼の言動は映画の趣旨を外していないと言える。

 ベン・アフレックは相変わらず気の弱い男性を、サンドラ・ブロックは相変わらず気の強い破天荒な女性を、主演の2人がその通りのイメージのままの役柄になっているのでどのシーンも自然であり要所で笑わせてくれる。ロードムービーの味付けもあり、強風や雨雲の描写などこだわりのある映像も見所だ。


■関連作品■
スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい ★★


[ 2008/02/16 00:00 ] ラブコメディ | TB(0) | CM(0)
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