13F ★★★

13F13F
(2008/01/23)
ビンセント・ドノフリオ、グレッチェン・モル 他

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*****以下、ネタばれ注意*****




 機械装置を使い仮想世界へ意識を転送する、一見すると「マトリックス」を思わせるストーリーだが、本作のオチはもう一捻りあるものだった。鑑賞中に展開を予想しながら観ていたのだが、「仮想世界ではなく装置はタイムマシンだった」「1937年が現実で今の世界が仮想だった」このような予想は見事に裏切られ、現在が仮想でもうひとつ上の階層に現実があるというオチは意外性に溢れ驚いた。そうすると、1937年の世界は仮想世界の住人が作り上げた、機械装置のなかの仮想世界で現実から数えると、2階層下に存在することになり、なんともややこしい。

 ユニークなのは仮想世界には「世界の果て」という場所が用意されており、看板もなにもない荒野を走り続けると、その箱庭世界の隅に辿り着くのだ。緑色のフレームで継ぎ目を表現してるのだが、今作の1番の見せ場であるこのシーンにはもっと刺激的な画がほしかったように思う。

 「13F」はそこまで有名な俳優も出演しておらず地味な印象を受けるが、空撮やレトロな1937年の世界など全体の映像は美しい。また、秘密のタネを明かすキーパーソンを演じた、グレッチェン・モルも2役に挑戦しており不思議な魅力を放っていた。


[ 2008/02/26 00:00 ] SF・ファンタジー | TB(0) | CM(0)
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