世界でいちばん不運で幸せな私世界でいちばん不運で幸せな私
(2005/02/04)
ギョーム・カネ

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 「世界でいちばん不運で幸せな私」このタイトルにまず興味を惹かれる。「小さな頃から運に見離された女性が、紆余曲折の末に運命の男性と出会う。」と、このような物語を予想していたのだが中身は全く違うものだった。「私」とあるので、女性主観の作品と思っていたらどちらかというと男性視点、男性側のナレーションで物語が進んでいく。

 幼なじみのジュリアンとソフィーは、お菓子の缶を使いゲームを始める。そのゲームのルールは相手に条件を出し、その条件を絶対にクリアするというものだった。他人に悪戯を仕掛ける様子や細かいカット割りなどの作風は「アメリ」に似ている。ただ「アメリ」は身の回りの些細な幸せや小さな悪戯の積み重ねを描いたのに対して、今作は本気の悪戯。

 警察を呼ぶ、結婚式をぶち壊すなど相当に過激なものだ。この毒気が今作の売りでもあるが、周りは関係なく2人が幸せでよければそれでも良いという考えには同意しかねる。ファンタジーや寓話といえばそれまでなのだが...そういう視点で観ると、劇中にある「ゲームにのるか、のらないか」という台詞は鑑賞者自身の気持ちに問いかけているようだ。


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