めがね[Blu-ray]めがね[Blu-ray]
(2010/09/22)
小林聡美、市川実日子 他

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 スローに生きるということを強いられるようで…


 鑑賞を始めてすぐに「かもめ食堂」を思い出した。荻上直子監督、小林聡美、もたいまさこ出演とキャストやスタッフが同じなのだから、しょうがないことかもしれない。「かもめ食堂」では美味しそうなコーヒーや食事を前に見事、作品の魔法にかけられたのだが「めがね」はなんとなく、波長が合わなかった。

 劇中では「たそがれ」という言葉を繰り返し連呼していた。たそがれることは大いに好きなのだが「ここでは本は読めないでしょう」という台詞は引っかかる。個人的な意見だが、旅行に行けば本も読みたいし、本を読みながらもたそがれたいものである。大きなトランクに好きな本を詰め込むことを否定されたようで切ない気分に。普段の忙しさを忘れスローに生きる、というテーマは悪くないのだが、どうもそれを無理に強いられているようで辛い。メルシー体操も本来なら面白い演出なのだが、流れや人物描写にどうしても気持ちがのらなかった。

 しかし布石に食事のシーンは美味しそうである。海老の蒸し焼きや朝食の焼き鮭、温野菜など、それは食欲を誘うものばかり。重要なキーアイテムのひとつ、かき氷もこの上なくそそられた。小豆を氷の下に敷き詰め、最後は透明の水飴をたっぷりとかける…是非食べてみたいものだ。「かもめ食堂」「めがね」を観ると、健全な精神、効果的なメンタルケアは美味しい食事からなのかな、と思ってしまう。


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かもめ食堂 ★★★★
それでもボクはやってない ★★★★
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