タロットカード殺人事件 ★

タロットカード殺人事件 [DVD]タロットカード殺人事件 [DVD]
(2011/01/19)
スカーレット・ヨハンソン、ヒュー・ジャックマン 他

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 「タロットカード殺人事件」ひと昔前の火曜サスペンスのような題名だが、内容はサスペンスフルなものからは程遠く、原題「SCOOP」と邦題に齟齬を感じてしまうものだった。劇中にタロットカードは登場するも味付け程度のもので、スカーレット・ヨハンソンとウディ・アレンのコミカルなやりとりがメインとなっている。




*****以下、ネタばれ注意*****




 一応の推理や証拠集めはするものの、どれも浅く、ヒュー・ジャックマンはシロかクロか物語を引っ張った後に、犯人自ら自白するという演出は拍子抜けしてしまう。自分の素性を明かし、スカーレット・ヨハンソンを溺れさせるも、その姿を見届けることなく、ボートで悠々と帰ってしまう間抜けなヒュー・ジャックマン。それ以上に、その現場に向かう途中に自動車事故を起こし、死んでしまうウディ・アレン(笑)失笑せずにいられない場面の連続だ。奇をてらったようなラストだが、終始その狙いが外れているような印象を受ける。

 今作の1番の問題点は、ウディ・アレンが老けすぎてしまい、演技や台詞に力がないということだ。毒気の多い台詞まわしも、社会的・地域的な皮肉も何処か冴え渡らず、お喋りという設定が不快に感じられた。彼がスカーレット・ヨハンソンに惚れ込んでいるということは「マッチポイント」を観ても分かる。監督・脚本家として製作に専念したほうが彼女のためになるのではないかと思わずにいられない。この両者のコンビでもう一作品製作予定のようだが、どのような仕上がりになるのか期待と不安でいっぱいである。


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マッチポイント ★★★
プレステージ ★★★★
ブラック・ダリア ★★
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