「ランボー」からキャラクターを転換させての「怒りの脱出」。そしてパート2の味付けをさらに増長させたのが「怒りのアフガン」だ。ここまでくると完全に1人で戦争を起こしている。ロケットランチャーを発射し、ヘリコプターを操縦し、仕舞いには戦車まで操るという信じがたい展開になった。
今作が本編中で、多くの死者がでているため「最も暴力的な映画」としてギネスブックに認定されたのは有名なエピソードだ。たしかに物語としては大味で悲惨であり、パート1のような寂寥感の欠片もない出来栄えである。評価も3部作中、1番低いのだが個人的に、アクションの質は最高レベルだということは言いたい。
良くも悪くもエンターテイメントに徹しており、弓矢の先に火薬を巻きつけ、「怒りのアフガン」で爆発させたのはなんと軍事ヘリコプター!!絶対にあり得ないし(笑)他の映画で散弾銃などでヘリを撃墜する無理な描写があったが、まさか矢1本でヘリコプターとは…さすがランボーである。また中ボスとの死闘も見所のひとつ。荒野の岩山で闘うのだが、首にロープぐるぐるまきつける→回し蹴り→穴に落下→首吊り状態→胸の手榴弾爆発で爆死。目も当てられないほど悲惨な死に様が逆に可笑しかったりする。他にも、低空飛行のヘリを真横から撮影しているスピード感のあるショットは素晴らしい。周りの爆発の煙を螺旋状に巻き込む様子は壮観で美しいものだ。
筋肉を鍛えぬいたヒーローが裸ながら銃を乱射し、なにも考えず悩まずに巨悪を討つ、これが80年代のアクション映画のフォーマットだ。無駄に派手、無駄に大袈裟、ステレオタイプにはまった80年代アクションの代表の一角として、是非とも記憶に留めておきたい作品である。
■関連作品■
ランボー ★★★ランボー/怒りの脱出 ★★★ランボー/怒りのアフガン ★★★ランボー/最後の戦場 ★★★
感心いたしました。