人のセックスを笑うな(スマイルBEST) [DVD]人のセックスを笑うな(スマイルBEST) [DVD]
(2011/08/02)
永作博美、松山ケンイチ蒼井優 他

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 奇抜な題名とは裏腹にスローテンポ


 「人のセックスを笑うな」インパクトのあるタイトルである。「変態村」「40歳の童貞男」に続くチケットを買い難い題名だ。しかし挑戦・攻撃的とも聞こえる題名とは裏腹に、内容は極めて穏やかでありスローテンポで物語は進む。

 20分で片付きそうな話を、2時間以上かけてゆったりとした風景やキャラクターの魅力で埋めていく、そこに何を見い出すかは鑑賞者に委ねられており、物語性を求めすぎると肩透かしを喰らってしまう。そして何やら可笑しなベットシーンがあるのかな、と期待すると実はそうでもない(笑)今作は「めがね」のように、作品のリズムと波長に自分の心境がシンクロするかどうかではっきりと好き嫌いが分かれそうだ。




*****以下、ネタばれ注意*****




 とはいえ、自分も今作が何を訴えたかったのかイマイチ分からなかった。「人のセックスを笑うな」という題名、「Don't laugh at my romance」という英題も物語と整合性がない気がする。ラストに「会えなければ終るなんて そんなもんじゃないだろう」と字幕が出てきたが、仮にそれが主題であるならば、それは映像で表現しなければ映画である意味がない。自分自身の心にゆとりがなかったのか、作品と気持ちに温度差を感じてしまった。

 フィルムの質感や映像、俳優陣は非常に魅力的に映っていた。のどかな田園風景に、今更こんな場所が!!と思うような小さな遊園地、美大生の緩い学園生活も心地良い。自由奔放で小悪魔のような永作博美。ストーブに火をつける際のマッチの持ち方が「デスノート」のLに見えた松山ケンイチ。そして「リリイシュシュのすべて」で共演した蒼井優と忍成修吾の2人、あの作品での殺伐とした空気とは違い、力の抜けた演技がなんとも面白い。


■関連作品■
百万円と苦虫女 ★★★★
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ ★★★
デスノート/前編 ★★★
デスノート/the Last name ★★
リリイ・シュシュのすべて ★★★★
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