アメリカン・ギャングスター 【ブルーレイ&DVDセット 2500円】 [Blu-ray]アメリカン・ギャングスター 【ブルーレイ&DVDセット 2500円】 [Blu-ray]
(2010/11/26)
デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウ 他

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*****以下、ネタばれ注意*****




 「アメリカン・ギャングスター」はラッセル・クロウとデンゼル・ワシントンという、演技に定評のある2人のハリウッドスターが共演するとのことで話題になっていた。一方は刑事、一方はマフィアのボス。その直接対決が見所だと予想していたのだが、意外にも2人が同じスクリーンに映るシーンは少ない。

 開始から1時間20分ほど経ったところで1度、それ以降はっきりと2人が対峙するのは最後のシーンのみである。それでも、麻薬捜査班を誕生させ麻薬の流通経路を絶つため暗黒街の組織を徐々に追い詰めるリッチーと、組織を次々と拡大させていくフランクのそれぞえの動きは緊張感を与え、リドリー・スコット監督の映像美も作品の敷居を上げていた。

 面白いのは、普段は善玉を演じることの多いデンゼル・ワシントンが悪役に挑戦しているのだが、家族を想い1人の女性に尽くすなど悪意を感じさせない人柄となっていること。反対に刑事役のラッセル・クロウは善い行いをしながらも、離婚調停中であったり、乱暴で大胆な様から危険な香りを感じてしまうという、善悪の逆転と対比も作品の魅力なのだと思った。

 また中盤でボクシング会場のシーンがあったが、これは「シンデレラマン」「ザ・ハリケーン」でそれぞれボクサーの役を演じた経験のある2人への皮肉のようなものも見える。法廷での戦いではなく、2人がリングに立ってボクシングで決着をつけても見応えがありそうだ。

 「アメリカン・ギャングスター」のような映画を観ると、ついつい「ゴッドファーザー」と比較してしまう。本編でも似ているような演出がいくつかあり、仮に現在「ゴッドファーザー」の続編が出来ると、今作のような仕上がりになるのかなと想像してみた。多くの名優が集い、巨匠と呼ばれる監督が作品をまとめる。それでもジャンルや視点が違うものとは言え、あの作品には遠く及ばない。「ゴッドファーザー」の面白さは何処からきているのか改めて確かめたくなった。


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