「バンテージ・ポイント」をレンタルしようとしてビデオ店の棚を探し回る。やっとの思いで「バンテージ・ポイント」を発見、家に帰って鑑賞したら何やら怪しげな内容。そこでもう一回、タイトルを見直すと「ボンテージ・ポイント」の文字が…「これ、バンテージ・ポイントじゃなくて、ボンテージ・ポイントやん!!」という間違いをしてしまった人が、全国に300人くらいは居そうである。
勿論、「バンテージ・ポイント」とは何ら因果関係はなく、内容もジャンルも異なるものだ。今作の原題は「Walk All Over Me.」であり、「ボンテージ・ポイント」は日本の会社が勝手につけた、いわばパロディのような邦題である。
妙なB級映画だろうと思いきや「ロード・キラー」や「88ミニッツ」に出演していたリーリー・ソビエスキーが主役を演じ、セクシーなボンテージ姿を披露している。華のある主人公とSMの世界に足を踏み込んでしまう、前半の展開は意外にも面白い。しかし金銭トラブルに巻き込まれ、ボスのルネやその部下の兄弟が登場してきた辺りから、物語の勢いが無くなりB級以下のストーリーが繰り広げられる。
*****以下、ネタばれ注意*****
ラストに至っては、緊張感の欠片もないグダグダな殴り合いを見せつけられ、その頃にはボンテージやSMの概念はなくなっている。ボスの髪が実はカツラだったり、全裸の男が突然登場したりと笑いを誘う演出はあるが全く笑えない。「こんな茶番劇をやって何になる」という台詞が劇中にあったが正にその通りである。結果としてタイトルが1番面白かったという、出オチ映画だった。B級の女王として定着してきた、リーリー・ソビエスキーのキュートな立ち振舞いを観れるのが唯一の救済所だ。
■関連作品■
ロード・キラー ★★★88ミニッツ ★
って言うかジャケットで分るでしょ(笑)
バンテージは新作欄に有ります
ボンテージも新作?
バンテージは面白かったですよ