幻影師アイゼンハイム ★★

幻影師 アイゼンハイム幻影師 アイゼンハイム
(2008/11/21)
エドワード・ノートンポール・ジアマッティ

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 マジックを見たときに、その不思議な現象を純粋に楽しむのか、それとも重箱の隅をつつくように必死になってタネを探すのか。前者のように、マジックに見入る人は今作の雰囲気は合うだろう。しかし後者のように粗を探すタイプの人は今作自体あまり楽しめないかもしれない。「幻影師アイゼンハイム」はマジシャンを題材としている作品だが、サスペンスやミステリアスな要素よりもファンタジーやロマンス色の強い物語となっている。




*****以下、ネタばれ注意*****




 エドワード・ノートンとジェシカ・ビールが協力して仕組んだ大掛かりなマジックは、ラストでポール・ジアマッティによりそのタネが明かされることになる。ここで一応の大円団なのだが、素直ではない自分は、あのステージ上での幻影のトリックはなんだったのだろうか??と鑑賞後まですっきりしなかったのだ。

 何故、幽霊のような物体がステージ上に現れるのか?人の手をすり抜けるその幻影はなに?っと、公爵令嬢ソフィの顛末よりもそちらばかりが気になってしまう。また仮に死んでいたとしてソフィの偽りの死体のすり替えや葬儀等、どのように誤魔化したのか疑問が残る。そのような自分の性格では、本作を充分に楽しむことはできないんだろうな、などと内省に浸ってしまった。

 19世紀末オーストリアを舞台とし、街並みや美術など映像は素晴らしく、俳優陣も誰もがはまり役だった。同じマジシャンの映画として時代も地域も近い「プレステージ」と比較するもの面白いだろう。上流階級の聴衆を相手に巧みな演目を披露する奇術師。現在のマジシャンとはまた違う独特の存在感は、華やかでもあり怪しい魅力にあふれている。


■関連作品■
プレステージ ★★★★
インクレディブル・ハルク ★★★
ラウンダーズ ★★★
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