ライジング・サン (Blu-ray Disc)ライジング・サン (Blu-ray Disc)
(2007/05/18)
ショーン・コネリーウェズリー・スナイプス

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 ハリウッド映画に出てくる日本人や日本の描写は、どこか誇張された表現が多かったがその最たるもの、トップに君臨している作品は間違いなく「ライジング・サン」だ。日本人相手の高級コールガールが殺害され、その犯人を追うサスペンスだが、あまりに風変わりな台詞や演出の数々に大爆笑は必死である。それも、ショーン・コネリー、ウェズリー・スナイプス、ハーヴェイ・カイテル、スティーヴ・ブシェミという、豪華キャストの面々が揃っているから(当時は無名に近い俳優もいるが)面白い。では、劇中で起こる爆笑シーンの一部を紹介しよう。


◆片言の日本語、おかしな台詞

 日本企業ナカモトビルのなかで殺人事件が起こり、日本人ビジネスマンを相手に事情聴取等をするため、ショーン・コネリーやウェズリー・スナイプスは日本語を話さないといけない。ショーン・コネリーは日本通?とのことで最初から喋れるのだが、ウェズリー・スナイプスは言葉・文化に疎く、日本語レッスンのカセットやショーン・コネリーを通じて徐々に日本について学んでいくことに...以下、このような台詞が劇中で使われる。

 「センパイ、コウハイ、デテイケ、ワカランノカ、ベッタク、ジューヤク、ケーレツ、オトコニムカッテナンダ、ダイロッカン、アイアム ベリー ベーリー オーコッタ」

 面白過ぎ(笑)もっと日常会話レベルの単語を重視したほうが良いと思うのだが「ダイロッカン」なんて誰の入れ知恵なのだろうか。


◆変な演出、変な小道具

・オープニングで「日昇」の漢字。ライジング・サンということなのだろうが「日昇」という言葉自体、日本でも馴染みがない。
・会議室でのセックスシーンの後、間髪入れずに白塗りの日本人女性のアップ!!呪怨か!!(笑)
・容疑者の「ベッタク」にジパンゴビールと書かれた謎のポスターが。ジパングの誤り??
・女体盛りのシーンがある。しかもその現場に突入した2人警官が、女体盛りをされていた女性に銃を向ける。容疑者のエディ・坂村が逃亡しているのに、それどころではないゾ。
・ナカモト社と対立関係にあるのが「ハマグリ社」(笑)金色のスーツ??だったり、研究施設なのに日本庭園があったりと怪しい。
・エディ・坂田がお酒を飲む際に、アメリカ人の女性の乳首に酒を浸して、その乳首を吸うというよく分からない演出。見張りにあたっていたハーヴェイ・カイテルはそれを見て一言「この国の天然資源を」(笑)


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(2007/09/21)
ショーン・コネリー

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 当時、日米経済摩擦が起きており、アメリカに進出してくる日本に対して皮肉を込めているのは分かる。ゴージャスなナカモトビルの全景を映したかと思えば、そのすぐ後にアメリカのスラム街を映すなどその辺りからも風刺を感じてならない。しかしショーン・コネリーがハーヴェイ・カイテルを気絶させるというシーンで、気絶させたにも関わらず、その後に明らかにまぶたが動いていたりと、やる気のなさもまた楽しい。

 「ライジング・サン」の伝説はこれだけではない。ラストシーンはショーン・コネリーの娘をウェズリー・スナイプスが車で送り、彼女を見届けるという、本来それもどうかと思うラストカットなのだが、エンドロールに行く前になにか物音か雑音のようなものが聞こえた気がした。巻き戻してもう一度聞いてみるとショーン・コネリーの声で「コウハーイ」のナレーションが!!飲んでいたアイスコーヒーを噴き出しそうになった。

 離婚して独身となったウェズリー・スナイプスが、密かに彼女との距離を縮めようかと切なく想う表情、そこに低い声で「コウハーイ」である。意味不明であり極めて不気味。最後まで楽しませてくれる作品、「ライジング・サン」最高!!


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