しんぼる ★

しんぼる [DVD]しんぼる [DVD]
(2010/02/03)
松本人志

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<一言コメント>
 公開初日で観客は6人足らず、笑い声も少なく終盤辺りでキョロキョロと不安気に周囲を見渡していた、40・50代の女性の姿がなんとも印象的だった。

 そもそも「しんぼる」はコメディ映画なのか?「笑わせる」という動きは前半に見せておき、後半ではその笑いの起因や因果関係を探る旅を見せられているようだ。単純に笑いを求めている客に対し、笑いの元を辿る足取りは、松本人志監督が提示するものと一般の観客が求めているものに明らかな齟齬を感じてしまう。前述の女性はエンドロールが始まった瞬間に席を立ち、足早に劇場を後にしていたが、観客のほとんどはそのような心境だったのではないだろか。メッセージが抽象的過ぎてなんとも難しい作品である。




*****以下、ネタばれ注意*****




 謎の部屋はなんだったのか?神様になるまでの過程か?人の一生か?神経経路を表現したものか?花が枯れていく様や寿司が腐敗するあたり、その部屋には時間の概念がありそうである。昼寝や寿司を食べるということは「その男」は生理現象も普通におきているようである。それならばトイレはどうしていたんだ?など、どうでもいいことが気になってしまう。そう考えてしまうのは作品自体が冗長に思えたからだ。「しんぼる」のアイディアは面白いが、それはショートフィルムのひとつの題材くらいが丁度良さそうである。しんぼるを連続で押し続ける松本人志の表情が1番面白かった。


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大日本人 ★★
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