2012 ★★

2012 ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]2012 ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]
(2010/03/19)
キウェテル・イジョフォージョン・キューザック

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 いかにもローランド・エメリッヒらしい作品だ。スケールの大きな話と圧巻の映像、そしてB級テイスト溢れる作品の仕上がりに観客は魅了されるだろう。 これまでも幾度となく世界崩壊のプロセスを描いてきた同監督だが、映画のベタを踏襲しているシーンの数々は笑うところ。
毎度お馴染みのエメリッヒ監督のツボを列挙してみた。




*****以下、ネタばれ注意*****




1.映像だけは半端ない。
序盤のLA崩壊のなか車で間一髪逃れる際の映像は、このようなディザスター系の映画では一番の出来映えである。細部までリアリティに描ききった天変地異の数々に、興奮はおろか恐怖すら感じてしまうほどだ。しかしキャラクター描写は薄く映像以外の記憶はほとんど残らない。

2.ストーリーの大味さ
上記のLA崩壊をピークとして、その後のストーリーは一気に収縮傾向に向かう。「デイ・アフター・トゥモロー」においても同じようなことがあったが、破壊のプロセスに熱を入れすぎてその後の展開がお座なりになっているようだ。最終的には主人公が周囲に迷惑をかけまくる「ポセイドン・アドベンチャー」になったのは失笑もの。主人公一家が強運過ぎるのもストーリーの甘さを感じてしまう。 燃料が無い→中国大陸が移動してきて助かった→しかも箱舟がある…というのは都合良過ぎる気も。

3.登場人物の末路
このような群像劇では誰が死に、そして生き残るのか予想しながらの鑑賞も楽しみ方のひとつである。あれだけ活躍したゴードンの死に涙し、イケメンロシア人パイロットの最期は爆笑、富豪のユーリ、パリス・ヒルトンのようなタマラもあっさりと死に・・・それでも生き残る犬(笑)エメリッヒ映画の犬は絶対に生き残っている気がする。


デイ・アフター・トゥモロー [Blu-ray]デイ・アフター・トゥモロー [Blu-ray]
(2007/12/21)
デニス・クエイド

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 以上のように雑な作りも、各所に散りばめたブラックユーモアも、愛すべきエメリッヒの重要なスパイスなのだ。今昨「2012」を最後にディザスター系の映画は作らないと宣言しているが、再びこのジャンルに戻ってきてほしいものである。その都度、何度地球を破壊すればいいんだ!!っと突っ込み続けたい。蛇足だが、ジョン・キューザックはどの映画でも口に爪楊枝のようなものをくわえている場面があるような気がしてならない。今作でもチラっとくわえていたが、最も爪楊枝をくわえるのが似合う俳優だと思う。


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1408号室 ★★
アメリカン・ギャングスター ★★★
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