レオン完全版 [Blu-ray]レオン完全版 [Blu-ray]
(2009/11/27)
ダニー・アイエロゲイリー・オールドマン

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 「レオン」はその1作の出来の良さもさることながら、ヨーロッパで成功したリュック・ベッソンが仏・米合作でハリウッドで初めて撮影するという、ある種のエポックメイキングな映画でもあった。今作の成功により、良くも悪くもリュック・ベッソンの名前は世界中に知れ渡り、後にハリウッドの技法に当てはめたそれらしい大作を連発した。

 またジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ゲイリー・オールドマンの3人も「レオン」の成功により知名度をあげた俳優である。3人のなかでも2000人を超えるオーディションの中から選ばれた、ナタリー・ポートマンにスポットが当たりがちだが、個人的にはやはり今作のゲイリー・オールドマンを推したい。麻薬取締局という公職に属しながらも、完全に目がいっており動きや台詞が面白い。カプセル状の薬を流しこんだ後の首の動きや過激な捜査方法が可笑しく、レオンはいいので彼の出番をもっと増やしてほしいと願ったほどだ。

 オールタイムベスト映画として「レオン」を挙げる人も多いが、その人気の源泉はレオンの人柄・純粋さにあったと思う。殺し屋という裏世界に生きながら毎日牛乳を飲み、植物を愛するといった彼の人間性、そして孤独な生き様に惹かれるのだ。そのようなストイックな生き方の彼がマチルダと出会うことで、気持ちが変化していく中盤までは割と好きなのだが、後半はどうだろうか。




*****以下、ネタばれ注意*****




 今作を鑑賞していて1番気になったのは、終盤でレオンが一般の警官(機動隊)を殺してしまうということだ。スタンスフィールドを殺害するのは、マチルダの依頼ということで動機付けは納得できるのだが、突入する警官には罪はない。レオンに生まれて初めて守る人の存在が出来て、マチルダを守るという大義名分も分からなくもないが、彼らにもマチルダと同い年の娘が居たら??ということが常に頭を駆け巡る。勿論、そのようなことばかりを考えていたら物語が成立しないのだが、良いストーリーだからこそ、そのジレンマを解消できる展開を観たかった。個人的に気持ちが入り込めないのはその辺りに原因があるようだ。


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ダークナイト ★★★★★
バットマン ビギンズ ★★★★

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