ジョルジュ・バタイユ ママン ★

ジョルジュ・バタイユ ママン [DVD]ジョルジュ・バタイユ ママン [DVD]
(2007/03/02)
イザベル・ユペールルイ・ガレル

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 基本的な大筋は、主人公とその母との愛を描いた作品なのだが、思想家が書いた原作のせいか、かなり屈折・狭義の愛の形を表現している。

 亡くなった父親の部屋でアダルトグッズを見つけ、自慰行為に及んだりそのまま部屋で放尿したり、そのような特異な行動が本編中にはいくつもあるのだ。衝動・本能のままに選択・行動に走る様に気持ちがはいらなかったが、これこそがジョルジュ・バタイユの精神世界なのだろう。スペインのカナリア諸島を舞台にしているのだが、美しい風景・街並とは裏腹に中身は鬱々しくまどろこしさを感じる。

 芸術・哲学的なテーマを匂わしているため、それまでのジョルジュ・バタイユの思想を理解していると感化されると思うのだが、それ故に自分のように全く受け入れない人もいるだろう。出演者のひとり、イザベル・ユペールは「ピアニスト」といい今作といい、鋭く危険な存在で作品全体に緊張を与えていた。

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ピアニスト ★★★★
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