X-MEN ファイナル・デシジョン ★★★

X-MEN ファイナル・デシジョン (2枚組) [Blu-ray]X-MEN ファイナル・デシジョン (2枚組) [Blu-ray]
(2009/08/28)
イアン・マッケランアンナ・パキン

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 X-MENシリーズ第3弾。今作で一応シリーズ完結ということなのだが、そのことを忘れるくらいに冒頭からテンポが速く、前シリーズまでに出演したキャラクターに加え新キャラも数多く登場。そのためあっさり(悲しすぎるくらいに)と死んでいくキャラクターもこれまた多い。人物が多いとその魅力や描写が希薄になることもあるが、それぞれの能力・特徴を上手く引きだして1人1人に見せ場を作ってあるのは嬉しいことだ。

 偏見や差別といったミュータント特有の苦悩・葛藤を濃く描いていた前2作と違い、アクションやエンターテイメント性を全面に押し出した趣向は、ブライアン・シンガー監督に変わりメガホンをとったブレット・ラトナーの影響からだろう。

 今シリーズのもうひとつの見所は、出演している俳優が「X-MEN」の頃に比べ順当にキャリアアップしている点だ。そのためヒュー・ジャックマン、ハル・ベリー、ファムケ・ヤンセン、アンナ・パキン、パトリック・スチュワートと主役級のスターがそこらかしこに登場する。そのなかでも「ロード・オブ・ザ・リング」「ダヴィンチ・コード」に出演したイアン・マッケランは別格の存在感、今回もX-MENに敵対するブラザーフッドのボス、マグニードとして活躍する。彼の魅力は本当に悪いのではなく、敵のプロフェッサーXを尊敬している台詞や言動を不意に見せるなど、その紳士的な素振りに悪役ながら心を打たれるのだ。プロフェッサーXの言葉を尊重・暗喩しアルカトラズに橋を架けるシーンは最高に興奮してしまった。

 それにしてもX-MENは1<2<3の順番に面白くなっていくという映画には珍しいケースのシリーズものだ。今回で終わらずにスピンオフでもなく、他のMARVELからスパイダーマン、ハルクを登場させ大乱闘するようなアメコミ祭りのような底抜けに楽しい作品も観てみたい。


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プレステージ ★★★★

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