「プリティー・プリンセス」同様、ファッションセンス無しの地味な女性が高級ブランドに身をつつみキャリアをあげていく今作、文字通りのサクセスストーリーだ。
その主役を演じたのがこの上ないはまり役のアン・ハサウェイ。序盤のほうで彼女の服装が地味だという理由で、皆から軽蔑されるシーンがあるが彼女はすでに可愛かった(笑)←どの映画でも最初はそんな感じ。普通、この手の映画ならあまり考えず笑って終わりなのだが今作は一味違っていた。
理由1.→鬼編集長ミランダを演じた、メリル・ストリープの演技が最高で映画の質を高めていた。主人公が投稿前の記事をミランダの自宅に持っていくシーンで、決して上がってはいけない2階に上がりそこでミランダを眼が合うシーンは強烈!!自分も主人公同様に凍りついた。また夫との離婚話しのシーン。それまでの華やかさから一転してノーメークで自分の内面を静かに吐露する場面も印象深い。ミランダの右腕的存在のスタンリー・トゥッチ、いかにもな業界人を演じていて面白かった。
理由2.→ラストの展開。普通なら地味→ファッションに目覚める→キャリアアップで終わるはずなのだが、今作は自分の信念を貫ぬいてミランダに反抗し転職決意、ファッションも元に戻すのだ。安易に女性は外見が大事、と叫ばずに、内面が変わったんだという成長ぶり意思の強さは男である自分が観ても充分に共感できたし元気を分けてもらった気分になった。
僕はブランド等に疎いのだが、劇中では数々の実在するファッションアイテムが登場する。その辺に詳しい女性が鑑賞したら豪華さに圧倒されると思う。「あのブランドはあれだね」など友達と語りながらとか、そういう視点からの鑑賞も楽しめるだろう。
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ブロークバック・マウンテン ★★★