BD 007 カジノ・ロワイヤル スペシャル・エディション(2枚組)BD 007 カジノ・ロワイヤル スペシャル・エディション(2枚組)
(2008/12/19)
ダニエル・クレイグエヴァ・グリーン

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 007シリーズ第21弾。ジェームズ・ボンド役がピアーズ・ブロスナンからダニエル・クレイグに変更、内容も007誕生を描くという原点回帰を目指した今作。期待と不安が入り交じっていた鑑賞前だったが、端的に感想を言うと最高に面白かったのである。その理由としては…




*****以下、ネタばれ注意*****




 ①抑え目・渋めのアクション…序盤のチェイスシーンこそ息をもつかせぬスーパーアクションの連続だが、本作の大ボスであるル・シッフルとの対決はポーカーゲームという大変に地味なもの。それでも国家予算をかけてのミラクルレートの大博打は心理戦であり、観ていて楽しい。シリーズ毎度のボンドカーやハイテク機器を一切使用せず、現実的に相手を追い込み、またアクションもより肉体・武術使用という抑え目の演出が好転していた。


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(2008/12/19)
マッツ・ミケルセンエヴァ・グリーン

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 ②悪役ル・シッフルの魅力…世界各地のテロリスト集団からお金を集め、資金運用するル・シッフルこそ今作の黒幕。鋭く味のある風貌で血の涙を流すという体質、数字に恐ろしく強いが武力に欠けるというキャラクター設定が個人的にツボ。お金を集め株購入、飛行機を爆発させ株大暴落→空売りするという幼稚な発想の資金運用。それを007に阻止されポーカーゲームで取り戻そうとする発想もこれまた幼稚(笑)戦闘能力が低く本編でもボコボコにされるのだが、悪趣味な拷問やポーカーの際の不気味な目つきや手振りなど、しびれる要素満載だった。

 ③内面を描いた脚本…近年のアメコミもののように主人公の人物描写、内面の葛藤を描くことを重要視し、多くの時間を割いている。特にボンドガールとの関係、怪我をした彼女を介抱したり、Mに対して辞表を提出するなど人間味あふれる言動がドラマを盛り上げている。最後まで成長途上の007をじっくり描いていたが、今回のラストカットはシリーズ中最高の締め方だった。

 CGやハイテク全快のやりすぎで軽いノリの007。そしてシリアスな007。そのの丁度良い中間地点を本作では見つけ、丁寧に仕上げている。一時的に不安定な時期もあったが今作を踏まえ次回作が一層楽しみになった。そして過去のシリーズに関しても、もう一度再見したくなった。


■関連作品
007/慰めの報酬 ★★
ミュンヘン ★★★
あるスキャンダルの覚え書き ★★★★
インベージョン ★
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テーマ:映画感想
ジャンル:映画
コメント
こんにちは
007はロジャー・ムーアが好きだったけれど、この
1本でダニエルも急上昇しました。
クールでスタイリッシュな感じがアクションだけでなく
シリアスなストーリー展開に合っていたような気がします。
冒頭のアクションシーンはすごかったですよね、あの
黒人の人が特に。
これで一気に物語に引き込まれました。
最近の007映画では最高でした。
(カウンタ見たら1000ジャストでした~)
2007/05/20(Sun) 18:12 | URL | じゅーりあ | 【編集
じゅーりあさん、こんばんは!!
先程、じゅーりあさんサイトにコメントを書きました。
カウント1000おめでとうございます!!
今後ともよろしくお願いいたします。
2007/05/20(Sun) 21:12 | URL | まちゃ | 【編集
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