パール・ハーバー [Blu-ray]パール・ハーバー [Blu-ray]
(2006/12/20)
ベン・アフレックジョシュ・ハートネット

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 戦争を題材にした映画はこれまで数多く発表されてきた。当時の資料を基に、忠実にその出来事を顧みるものから、時代考証は二の次で戦場でのヒーローを描くものまで、カテゴリー内でも形態は様々だ。そのなかでも「パール・ハーバー」は第二次世界大戦、戦中で起こる、男女3名の三角関係を描いた異色作である。

 歴史的悲劇に隠された男女の恋愛物語。すぐに「タイタニック」を連想させるが、有名俳優の起用、感動的で壮大な歌の挿入など、アプローチや演出もそっくりである。「タイタニック」は偶発的(一部人災だが)に起こった悲劇に感動するのだが、戦争というある種の人為的な殺し合いのなかで、恋愛やエンターテイメント色が強い内容は辟易とさせられてしまう。

 予告を観たときから感じたのだがマイケル・ベイ監督は、日本軍が行った真珠湾攻撃のシーンのみを描きたかったのだろう。実際この場面では今では貴重なゼロ戦を飛ばしたり、戦艦の一部を再現し爆破させたりと大掛かりなもの。これまでの戦争映画のスペクタクルの、もうひとつ上を行った壮大な仕上がりになっていた。アリゾナの爆発など一部はCGを使っているが、その迫力たるやすさまじいものである。

 しかしそのテンションもそこまでで、185分もある上映時間のほとんどのシーンは退屈極まりない。そのシークエンスばかり熱を入れて他がおざなりになっている印象だ。日本軍が野原で作戦会議を行うなど、描写も極めて適当なものであり、戦争という題材を商業利用したことが至る所から観てとれる。


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