パラノーマル・アクティビティ [Blu-ray]パラノーマル・アクティビティ [Blu-ray]
(2010/06/02)
ケイティ・フェザーストーンミカ・スロート

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 「パラノーマル・アクティビティ」は135万円で製作された映画が、90億円以上の興行収入を稼ぎ出した話題のホラー作品である。率直な感想を言えば本作はそこまで怖くない。それよりもショッキングなシーンになると観客の1人が「ヒャー」っと悲鳴をあげたり、途中で怖くなったのか退席して戻って来なかった若者が居たりと、映像体験だけではなくそれぞれの観客のリアクションが面白かった。

 ハンディカムカメラでお互いを撮影しあう手法となると、やはり「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を思い出す。今作がブレアウィッチほど怖くないのは、カメラを回し続ける動機付けと、その場所に居続ける必然性の違いにあるのではないだろうか。ブレアウィッチは魔女の謎を解くために若者が山に入り、遭難してしまうため場所は限定され、その記録としてカメラを回す必要性がおのずと生じていた。パラノーマルの場合は家で怪奇な現象が起きるのなら、家を離れれば良いし、カメラを回す必要もそこまでない。彼の無理矢理な説得と彼女が悪魔に憑かれているかも??という、ギリギリの動機付けで物語が進むため気持ちが冷めてしまう。物語・舞台上しょうがないが、これはブレアウィッチの遭難時の絶望・疲労感には遠く及ばないもの。なにか上手い脚本のアイディアがほしいところであった。




*****以下、ネタばれ注意*****




 恐怖の観点から眺めればそこまでないが突っ込み所が沢山あり、思いがけず楽しんで鑑賞できる。

・怖い現象が起きるのにそこで寝続けることのすごさ。自分ならドアがバタっと閉まったときから、その寝室では絶対に寝たくない。ウィジャボードが燃えた時点でその家から引っ越すだろう。
・「お前を絶対に守る」と言っておきながらドアから遠い方で寝る男。せめて彼女と寝る位置を代わってあげろよ、と言いたくなる。また、廊下を撮影するためとはいえ、ドアを開けたまま寝れるのがすごい。
・「これは僕の専門じゃないから・・・」と言って足早に帰る霊能力者(笑)助けてあげろよ、と観客全員が突っ込んだだろう。
・どう見ても学生に見えないケイティ。決して美人ではないが愛嬌のある外見。そして胸ばかりを見てしまっていた(笑)
・何かとイライラさせるミカ。しかしデイトレーダーはそんなに儲かるのかと錯覚させる設定であった。プール付き戸建て、大型液晶テレビ、最新電子機器、大きな棚に沢山のDVDなど・・・外に働きに出ず、毎日自由に暮らしができるミカが羨ましく観えた。

 映画の爆発的なヒットにより続編の話もあるようだが、それもブレアウィッチの続編の二の舞になるのが想像に易い。一時的なお祭り、今では滅多にないアメリカンドリームとして、今回1作で終わらせる方が得策だろう。
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テーマ:映画感想
ジャンル:映画
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