ノウイング [Blu-ray]ノウイング [Blu-ray]
(2010/01/06)
ニコラス・ケイジ、チャンドラー・カンタベリー 他

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 既存のハリウッド映画とは一線を画す物語




*****以下、ネタばれ注意*****




 「ノウイング」で1番好きなシーンは、街中で逃げまどう人々がスローモーションで映し出され、そこにベートーヴェンの交響曲第7番 第2楽章が流れる場面である。同曲は「落下の王国」のオープニングでも用いられ、とても印象に残っていた。スケールの大きさと躍動を感じさせ、2つの作品でも映像にマッチした効果的な演出だったと思う。

 タイムカプセルから発見された数字の配列・・・その顛末は、なんと異星人。しかもエンディングはあっさりと地球崩壊。地球の僅かでも助からない、その諦めのよさは2012年問題を意識しているのか「エンド・オブ・ザ・ワールド」並のオチである。何十億年後には確実に滅びゆく地球だが太陽のフレアにより、これまで築き上げた文明が一瞬で滅びゆく様には儚さを覚えてしまった。

 また本編で示される飛行機と地下鉄の事故シーンは衝撃的なもの。綺麗に壊れるのではなく、火だるまになる人、列車に潰される人など、人の死を細かく描いているのがこれまでのスペクタクルシーンとは一線を画す。地上波では放送できないのではないのか、トラウマを負った人が観たらどうなるのか??など余計なことを考えてしまうほどだった。

 物語はそのようなパニック、家族愛、SF、ミステリーと色々な要素を織り込んでいるのだが、異星人が見えてきた辺りからテンションが下がってくる。数字配列で引き込まれた気持ちが冷やされた瞬間でもあった。高度な知能を持っているなら、もっと怖がらせずに人類と接触してほしいもの。さらに50年前のドアを削ったら、そこからちょうど数字が見つかるのはあまりにも都合良すぎである。


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