パブリック・エネミーズ ★★

パブリック・エネミーズ 【Blu-ray ベスト・ライブラリー】パブリック・エネミーズ 【Blu-ray ベスト・ライブラリー】
(2011/04/06)
ジョニー・デップ、クリスチャン・ベイル 他

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もっとジョン・デリンジャーに焦点を絞っても良かったのでは






*****以下、ネタばれ注意*****




 マイケル・マン監督の映画は大体男臭く、硬派で心に響いてくるものだ。「パブリック・エネミーズ」は作品としては充分に面白いのだが、心に訴えかける一歩手前の出来だったように思える。

 1番の問題はジョニー・デップが演じたジョン・デリンジャーという人物の魅力が、いまひとつ伝わってこなかったことだ。冒頭で既に悪さを見せ、その後も淡々と銀行強盗をこなす。汚れた金のみ奪い、大衆に愛されたヒーローのようだが、重いリスクを背負ってまで銀行強盗をする理由、また皆から支持された姿がほとんど描かれないため、行動が唐突で破天荒な人物にしか見えない。ラストで見せた警察署への堂々とした侵入や映画館での表情、あのような演出が所々にあれば、彼に対する印象もずっと変わっていただろう。マリアン・コティアールとの恋愛、クリスチャン・ベールの追跡、どちらかの時間を削ってでも、ジョン・デリンジャーについてもっと描いた方が良かったのではと思う。

 銃撃戦についてはさすがマイケル・マンの一言に尽き、特にボヘミアロッジでの壮絶な撃ち合いは記憶に残るものだった。とりわけスティーヴン・ラングの相手の銃弾を避けながらショットガンを放つ様が最高格好良い。ラストの台詞も含めて彼が最も得をした人物だ。


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