NINE(ナイン) ★★

NINE Blu-rayNINE Blu-ray
(2010/09/09)
ダニエル・デイ=ルイスマリオン・コティヤール

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*****以下、ネタばれ注意*****




 ミュージカル映画は苦手だが、ダニエル・デイ=ルイスが出演とのことで鑑賞に至る。「セア・ウィル・ビー・ブラッド」のような鬼気迫る感じとは全く違うプレイボーイぶり、年を重ねてもセクシーと思わせる見せ方はさすがである。しかし豪華女優陣のせいか、映画に対する彼の苦悩の深度があまり伝わってこなかったのはマイナスだ。フェリー二の8 1/2が下地にあるせいか、言動が軽い男は彼のイメージと乖離しているようにもみえた。それでもラストに見せるダニエル・デイ=ルイスの眼。9歳の頃の自分を重ね、純粋さを取り戻したかのような澄んだ瞳を観たら、やはり「彼しかいない」と感じてしまう。

 映画、NINE(ナイン)の最大の話題は豪華スターの共演である。ミュージカルで一番印象に残ったのは意外にもファーギーが演じた「ビー・イタリアン」である。9歳のグイドの性の目覚め、白黒のノスタルジックな映像と真っ赤に染めた衣装、ステージでの激しいダンスとのギャップも記憶に残る要因となった。演技でいうなら、アカデミー助演女優賞にノミネートされたペネロペ・クルスよりも、妻を演じたマリオン・コティアールが美味しい役柄だったように思う。

 全員が1ショットに収まる場面は冒頭とラストのわずかな間だけである。普段はなかなか観ることのできないスターの集合は、眺めているだけでもワクワクするものだ。


■関連作品■
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド ★★★★
ボルベール/帰郷 ★★★
パブリック・エネミーズ ★★★
007/慰めの報酬 ★★★
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