「BECK」 2枚組(本編Blu-ray+特典DVD)「BECK」 2枚組(本編Blu-ray+特典DVD)
(2011/02/02)
水嶋ヒロ、佐藤健 他

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「BECK(ベック)」の映画化が決定した時から注目していたのは、主人公コユキのボーカルシーンをどうやって映像で表現するかということだ。というのも、天性の声の持ち主であるコユキの歌は、ハロルド作石原作の漫画では歌詞も楽曲もないからである。




*****以下、ネタばれ注意*****




 結論から言えば、映画でも原作に敬意を払い歌声はださないという演出に着陸していた。そこに居る観客全員を振り向かせるコユキの歌声は十人十色であり、その人の想像に委ねるしか明確な答えはないからである。ハロルド作石も映画化にあたり、無音の演出を提案していたとのこと。漫画を読んだことのある自分にとっては、この手法に異論はないのだが、映画で初めて「BECK」に触れた人にとっては戸惑いか物足りなさを覚えるかもしれない。事実、ライブのシーンで最もテンションが上がり記憶に残ったのは桐谷健太が歌った、「EVOLUTION」だった。

 佐藤健、水嶋ヒロ、桐谷健、中村蒼、向井理の5人が、髪の色といい、立ち振る舞いといい原作忠実にキャラクターになりきっていたのは脱帽もの。ニューヨーク帰りの設定である竜介と真帆を、本当に帰国子女の水嶋ヒロ、忽那汐里が演じていたのも大きかった。流暢な英語も本作では重要な要素のひとつだ。

 漫画の流れに従い見所を上手に消化していく構成。残念だったのは最後のライブシーンの前でバンドメンバーの気持ちがバラバラになる箇所、起承転結で言えば転の部分である。それまでの上映時間からしても少し間延びした感があり、だれてしまう。また斎藤さんがカメラを取り上げて、水着の女性を撮影→観客増化もBECKのバンド力とは離れた外的要因でありスッキリしなかった。全編を通じて笑うシーンは多めだが、1番面白かったのはライバルバンドBELLE AMEにマラカス担当がいたことである。ビジュアル系バンドなので、めっちゃかっこよくマラカス(笑)
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テーマ:映画感想
ジャンル:映画
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