ナイト&デイ (エキサイティング・バージョン)ブルーレイ&DVDセット(初回生産限定) [Blu-ray]ナイト&デイ (エキサイティング・バージョン)ブルーレイ&DVDセット(初回生産限定) [Blu-ray]
(2011/02/04)
トム・クルーズ、キャメロン・ディアス 他

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 手垢のついたプロットを敢えてここで使う意義は??


 ポスターを見るだけで、どういう内容か想像がつきそうな本作。実際、その期待に外れぬもので、謎の色男が登場し美女が巻き込まれて繰り広げられる大騒動。ひと昔に流行ったようなプロットだが、現在のハリウッドでは逆に新鮮なのか。

 映画の冒頭から感じたのは主役の2人が老けたなということ。トム・クルーズ48歳、キャメロン・ディアス38歳。アップになると肌の皺等がどうしても気になってしまう。それでもトム・クルーズの48歳にして数々のアクションシーンの動きは見事。全力で走り回ってピタッと止まり、クールな台詞と白い歯を見せる辺りはさすがにスターである。キャメロン・ディアスもコメディ部分で力を発揮するものの、隠れ家である無人島でのシーン、際どい水着姿は少し厳しかったような。それよりも問題なのは物語のほうだ。




*****以下、ネタばれ注意*****




 謎の男トム・クルーズだったが、「実はスパイで同僚が裏切って、この電池が…」とすんなりと真実を告白。その他にも「スペインの武器商人も狙っていて…」バイクチェイス中に携帯端末を見ながら「赤は自分、黄色は敵」のように説明的な台詞が非常に多かった。しかもその告白は最後までひっくり返らないという丁寧さ。ミステリアスなキャラクター像だったのに思いのほかあっさりすぎである。また物語の構造に一役買ってるのが睡眠薬。目覚めると自分の家、目覚めると無人島、アルプスの列車内、気が付けばスペインというように時間と空間を越えることが可能な万能ツール。説明的な台詞と万能すぎる睡眠薬の多様、「17歳のカルテ」「ウォーク・ザ・ライン」「3時10分、決断のとき」のジェームズ・マンゴールド監督にしては安易な切り口だと感じた。ザルツブルグ→ボストン→セビリアなどは、ほとんど無くてもよい移動であり、”牛追い祭りにバイクチェイス”というシーンを撮りたいがために物語の構造を無理に駆け足にしたようにも見える。

 キャスティングでは主役の2人に目が行きがちだが脇役が意外に豪華。ピーター・サースガード、ポール・ダノ、ヴィオラ・デイヴィス、ジョルディ・モリャ等、この4人だけでも暗いサスペンス映画が撮れそうなものである。初のブロックバスター系映画出演のポール・ダノが、いかにもひ弱でステレオタイプに浸りきったオタク発明家というのはあまりに捻りが無い。

 スペインで再開したときに、敵の銃撃を背にゆっくりと歩いて(笑)キャメロン・ディアスにキスをしに行くトム・クルーズ。電池が徐々に熱くなりピーター・サースガードの手に渡った後で爆発(タイミング良過ぎ。どのタイミングで爆発するのかトム・クルーズやポール・ダノでさえも分からないのでは??)この辺りのご都合を楽しめるかどうかで「ナイト&デイ」の評価ははっきりと分かれそうである。


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