エクスペンダブルズ ★★★

エクスペンダブルズ [Blu-ray]エクスペンダブルズ [Blu-ray]
(2011/03/09)
シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム 他

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 細かいことは気にせずに己の肉体と銃器で問題解決!!80年代に見られたアクション映画の真髄が「エクスペンダブルズ」によって現在に甦った。シルベスタ・スタローンが監督・脚本・主演を務めた今作、CGにまみれた昨今のハリウッド映画界への喝、そして彼なりのアクション映画への愛がビンビンと伝わってくる快作である。かくいう自分も映画が好きになったきっかけはアクション映画である。「ランボー」「コマンドー」「ロボコップ」「デルタ・フォース」等々…80年代のアクション映画こそ(映画を好きになる)自分の原点であり、ストーリーを早送りしては(笑)アクションシーンだけを何度も見返していたほどだ。当時の興奮を再起させた「エクスペンダブルズ」の魅力を挙げてみた。

1.奇跡のアクションスター集結
 シルベスタ・スタローンの一声から、以下、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、ミッキー・ローク、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガーと往年のアクションスターが大集結。格闘技には詳しくないのだが、その格闘界からもランディ・クートゥア、スティーブ・オースティン、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラが参戦。ものすごい筋肉密度である。特別出演ではあったが、シルベスタ・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガーそしてブルース・ウィリスの3人が同じフレーム内に共存しているのは奇跡のショットだった。そのまま、ランボーVSターミネーターVSマクレーンとしてバトルをおっ始めてほしかった(笑)

2.物語と人物配置の巧みな構成
 上記のように、高い人口密度で繰り広げられる「エクスペンダブルズ」ではあるが、思い返すと各人に個性や見せ場があり捨て駒が無いというのは見事である。物語の大枠は単純なものだが、その合間に見せるキャラクターの掘り下げが上手い。薬中でクレイジーなドルフ・ラングレン。彼女にふられるが、女に手をあげる奴は許さねぇと、男をボコボコにするジェイソン・ステイサム。嘘癖??があるジェット・リー(笑)。何より仲間が集い本音を語り合える場所、ミッキー・ロークの店、タトゥー・ショップの存在が良かった。刺青入れたくてツールの店、女にふられるとツールの店、戦いが終わるとツールの店、といった具合に疲れ切った心体を癒す場所として大変ユニーク。ナイフ投げ競争なんて始めて、なんとも賑やかである。

3.本物の破壊と汗臭いアクションシーン
 現在のハリウッド映画界への喝、というのはアクションシーンを見れば一目瞭然だ。CG使用を最小限に抑え、変な倫理感や問題意識に囚われず、ひたすらに繰り返すデストロイ活動。映画内だから許される反モラルな行動こそ、エンターテイメントの原点ではないだろうか。

 アクションシーンは序・中・終にそれぞれ配置されており、戦いと破壊を存分に見せてくれる。最もインパクトが強かったのは”死の飛行”なる、水陸両用飛行機からの銃撃と桟橋大爆発だった。打倒、軍事独裁政権を掲げ島の平和を取り戻すはずが、まさかの大爆発(笑)島民の命やら島の環境やら一切無視の破壊は気持ち良過ぎである。ガソリンに塗れた褐色系の爆発と黒煙こそ80年代アクションの爆発であり、観客の日頃のストレスを吹っ飛ばす最高のカタルシスシーンだ。

 終盤のアクションではキャラクターの個性が戦い方にも表れる。早撃ち&肉体突進のスタローン。ナイフの名手と流れる動きで瞬殺のステイサム。カンフーを駆使したジェット・リー。また肉弾戦の中にプロレスの技、総合格闘技の動きが組まれていたのも新鮮である。敵のアジト大爆発時にも一応、サンドラが逃げたことを確認してからの破壊だったが、爆風や破片が飛び散ったりと意外と危い(笑)

 早くも続編の製作が囁かれている今作。ブルース・ウィリスが悪役で登場するのでは??と噂は尽きないが、ジャンクロード・ヴァンダム、スティーブン・セガール、チャック・ノリスこの辺りが追加で召集されてほしい。願わくば最も手ごわい敵として登場すると展開が盛り上がるのではないだろうか。80年代風味のアクションが復活したのは素直に喜ばしい出来事だ。


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