トロン:レガシー 3Dスーパー・セット [Blu-ray]トロン:レガシー 3Dスーパー・セット [Blu-ray]
(2011/06/03)
ジェフ・ブリッジス、ギャレット・ヘドランド 他

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 前作「トロン」を踏まえて続編「トロン:レガシー」が3Dのみでの公開、と発表されたときは興奮したものだ。コンピュータの世界・グリッドを描くこと、またサイバーパンクという題材は正に3D向けだと思ったからである。それまでの3D映画以上の”未来の3D”なる謳い文句を信じての鑑賞だったが…「アバター」に及ばない仕上りにがっかりしてしまった。製作過程の問題なのか、技術的な問題かは分からないが、あまり奥行きを感じられず3Dならではの迫力を体感することは無かった。逆にメガネをかけているせいで全体的に暗く映り(ただでさえ暗い世界が)眠気を誘う結果に。予告編で観た「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」の方がよほどインパクトに残った。




*****以下、ネタばれ注意*****




 それ以上に問題に思えたのがストーリーである。冒頭からカタカナ用語と説明のオンパレード。グリッド、ユーザー、ゲームなどこの映画独特の名称が多く、そこにトロン、バトン、ディスク、クルー、リンズラー、アイソー、フリン、クオラが加わり、人物の名称と映画のみの用語が混在して意味が分からなくなってしまった(笑)人物の目的と行動がはっきりとせず、世界観に上手く浸れず。。。前作を直近で観た人や映画慣れしている人でなければ、1回目で物語を理解するにはハードルが高いものだと感じた。

 グリッド内でのゲームもディスク・バトルとライト・サイクルを使っての戦いがメインで前回からの目新しさはない。このシーンこそ3D映画の真価が問われる場面と予想していたのだが…個人的に最もテンションが上がったのが、ズースのクラブでダフト・パンクの音楽に合わせての戦闘シーン。善か悪か不確定で面白そうだったキャラクター、ズースもあっさりと正体を明かし瞬殺されて残念なものに。

 今作のような3D向けの題材の作品で感動や興奮を味わえなかったことに関し、3D映画の未来を危惧したのは自分だけではないはずだ。観客がひと通りの体験をした後、いわゆる”3D慣れ”した今こそ、この市場の意義と存在が試されるのではないだろうか。


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アイアンマン ★★★
トロイ ★★★★

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