プロメテウス [Blu-ray]プロメテウス [Blu-ray]
(2013/07/03)
ノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダー 他

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圧倒的スケールのカルトムービー


 圧倒的な映像美とスケールで描くSF大作。リドリー・スコット監督の最新作「プロメテウス」は極上のハリウッド映画というよりは、新たなカルト映画の誕生を目撃した、という印象を受ける。鑑賞前の期待値と観終わった後の気持ちの差が激しい作品であった。




*****以下、ネタばれ注意*****




 リドリー・スコット監督が「エイリアン」の前日譚を製作するという話は知っていたが、日本公開に先立ってのプロモーションではエイリアンの文字は一切登場せず、「人類の起源」という言葉ばかりが前面に踊っていた。これにより一般的なSF大作を期待して映画館に足を運んだ人はラストで驚くことになり、また、エイリアンを期待した人もあまりの作風の違い・展開に驚くこととなる。製作の間に「エイリアン」シリーズからは独立した作品に変わったようだが、どっちつかずの内容は賛否を起こしそうだ。それほど恣意的な箇所や謎が多い映画である。

 最も分かり難いシーンは、主人公のノオミ・ラパスが医療ポッドでお腹に寄生した異物を取り除く場面だ。医療ポッドに行く前に他の船員に取り押さえられそうになりつつも、なんとか医療ポッドに辿り着く→手術開始→摘出完了→その場から立ち去る。この手術の間、または完了後他の船員はなにをしていたのか謎である。主人公の顛末が気にならないのであろうか??また、手術後フラフラと立ち寄った部屋でウェイランド社長の生存を知る、船長が突然目覚めジャガーノート号に特攻など、偶発・突飛な展開が多いように思えた。

 人類の進化の過程には好奇心というものがある。1匹のサルが森から草原に出たことがヒトの始まりと言われており、好奇心が進化をもたらしたのだ。「プロメテウス」でもアンドロイドであるデヴィッドの好奇心??(または自我の目覚め??)が異種との創造物を生み出すこととなった。「プロメテウス」は「人類の起源」より「異種との混成」という印象が専ら強い。

・エンジニア??+壺に入っていた黒い液体=人間
・ミミズみたいなの??+黒い液体=巨大ミミズみたいなもの
・黒い液体+人間=狂暴化した人間??
・狂暴化した人間+人間=巨大イカ??
・巨大イカ+エンジニア=エイリアン

 上記のように、今作で何種類のクリーチャーが出現してるんだ!!といわんばかりに多種の生物が登場している。鍵となるのが生物兵器とも言われていた、壺に入っていた黒い液体の正体である。その液体を介すると狂暴化するのが共通項だが依然として詳細は不明である。それはおろか、主題である人類の起源、エンジニアと人間のDNAの一致、惑星の役割と巨大顔等々…続編の製作が既に決まっているようだが、作風も今作を踏襲するのだろうか。いずれにしても「プロメテウス」で残した謎を解明してほしいものである。


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