ダイ・ハード/ラスト・デイ<最強無敵ロング・バージョン> [Blu-ray]ダイ・ハード/ラスト・デイ<最強無敵ロング・バージョン> [Blu-ray]
(2013/11/22)
ブルース・ウィリス、ジェイ・コートニー 他

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 好戦的なジョン・マクーレンは、もはやダイ・ハードの彼ではない。


 「ダイ・ハード/ラスト・デイ」を鑑賞して、言いようのない違和感を覚えたのは自分だけではないはずだ。そう、ブルース・ウィリス扮するジョン・マクーレンは、テロリストは倒すものの基本的には戦いを好まない、という根底のキャラクター設定を忘れてしまっていたからである。

 シリーズを通じて共通するのは不運に”巻き込まれる”ということだ。しかしそれは、周りに逃げ場や仲間が居なかった大前提が存在しての話。「ダイ・ハード4.0」の時から少し怪しかったがラスト・デイに至っては最新の重火器を手に取り、好んで人殺しを興じているように映る。ジョン・マクレーンの魅力は、アーノルド・シュワルツェネッガーのコマンドーやシスベスタ・スタローンのランボーといった筋肉隆々の無敵ヒーローではない、庶民派目線の刑事という設定にあるはずなのに…庶民を離れ、一般市民の生死を顧みず車を踏みつけていく様子、息子に銃を進め積極的に戦地に赴く様子に、もはや閉口するしかなかった。

 またアクションの見せ方も良くない。”ビルの一角で武装ヘリから攻撃を喰らい、被弾を避ける為ダイブする”というシークエンスを同じ映画内で2度するという工夫のなさ。CIAの囮作戦の分かり難さ、そこまで面白くない息子(ジェイ・コートニー)との確執、放射能を中和するびっくりアイテムの登場(ロシアを舞台にしたのはこのため??)等々…

 唯一、褒められるのは撮影に2ヶ月半も要したカーチェイスシーンくらいか。それでも手振れ演出が多く車の位置関係は分かり難いものに。そうなるとバイクから降りる際に見せたイリーナ(ユーリヤ・スニギル)の無意味なセクシーショットだけか(笑)「エネミー・ライン」を鑑賞した時は新世代のアクション映画を観た!!と興奮したものだが、ダイ・ハードブランドの価値を一気に下げたジョン・ムーア監督の罪はなかなか重い。


■関連作品■
ダイ・ハード ★★★★★
ダイ・ハード2 ★★★★
ダイ・ハード3 ★★★
ダイ・ハード4.0 ★★★
エネミーライン ★★★

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