ジャンゴ 繋がれざる者 ブルーレイ プレミアム・エディション(初回生産限定)(2枚組) [Blu-ray]ジャンゴ 繋がれざる者 ブルーレイ プレミアム・エディション(初回生産限定)(2枚組) [Blu-ray]
(2013/08/07)
ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ 他

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名編集者サリー・メンケの急逝を惜しむ


 「ジャンゴ 繋がれざる者」を鑑賞して改めて、クリストフ・ヴァルツの存在の重要さに気付く。逆に言えば「イングロリアス・バスターズ」も「ジャンゴ 繋がれざる者」も彼がいなければ、物語にここまでの牽引力は無かったように思えた。2度目のアカデミー助演男優賞受賞も納得の演技である。




*****以下、ネタばれ注意*****




 マカロニ・ウエスタンというタランティーノ監督が大好物なジャンルで挑んだせいか、
上映時間が長く、なかなか進まない展開に若干飽きてしまう。特にレオナルド・ディカプリオが演じたカルビン・キャンディとシュルツが退場した後が冗長に思えた。監督が語りたい、またはオマージュを捧げるマカロニ・ウエスタンのシーンは沢山あるだろうが、これらの要素が嵌らなければ映画のリズムには乗れないだろう。

 また期待していたジェイミー・フォックスと、開始1時間以上経過してようやく登場したレオナルド・ディカプリオのキャラクターが個人的にはいまいちピンとこなかった。卓越した狙撃の腕前や肉体的な強さなど、最初からやたらと要領のよいジャンゴと、ただただ悪趣味なだけのカルビン・キャンディ。それよりはサミュエル・L・ジャクソンの2面性のある奴隷、スティーブンの方がずっと恐ろしく魅力的である。

 「ジャンゴ」では、それまでのタランティーノ作品とは違う点がいくつか見られた。
・シュルツの視点のみで進む物語。タランティーノ監督がよく採用する群像劇ではなく1人のストーリーテラーで展開される。そのせいか登場キャラが若干少ない??(イングロリアス・バスターズが多すぎた??(笑))
・チャプター毎のタイトル表示が無く、物語の大筋の時間軸が前後しない。
この辺りは、それまでのタランティーノ作品の名編集者サリー・メンケが急逝したのが1番の原因ではなかろうかと勘繰ってみたりした。クリストフ・ヴァルツの存在の重要さに気付いたことと同じように、サリー・メンケが「ジャンゴ/繋がれざる者」を編集していれば…と思うと残念で仕方ない。再びタランティーノ監督の魔法に掛かることが出来るのか、今後の作品に期待したい。


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