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(2013/06/21)
トム・クルーズ、ロザムンド・パイク 他

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爆発シーンがひとつもない、トム・クルーズの渋ーいアクション映画


 「アウトロー」は最近の映画にしては”地味・渋い・古い”。同じトム・クルーズ主演の「ミッション・イン・ポッシブル」シリーズのような”派手・躍動感・最先端”といった形容とは対極のベクトルに存在する作品といえる。それでもである。派手さやCGに特化したような「アイアンマン3」等の近年のブロックバスター系のアクション映画よりは断然に面白い。直近ハリウッド映画の激しいCGアクションや、ハンディカムの速いカメラワークにしばしの食傷気味であったこともその要因に思えるのだが、とにかく自家用車なし携帯電話なし秘密道具なし、スーパーマンではない地味ーっな、トム・クルーズが新鮮に映る。




*****以下、ネタばれ注意*****




 アクション映画なのに爆発シーンがひとつもないのは驚嘆の事態。カーチェイスでは車が宙を舞うでもなく、何十台もクラッシュすることなく、カマロのギアを上げてただただ尾行を振り切る。トム・クルーズが銃を発砲したのも射撃が初で、相手への発砲はラストの場面のみという徹底っぷり。しかも最後は銃を捨てて敵と肉体バトル(今更かよ!!笑)自らの足で情報収集し、そんなに遠方ではない家を捜索する様子は、さながら火曜サスペンスのよう。

 出演陣も渋い。トム・クルーズこそスーパーだが他は、射撃場で事件に巻き込まれつつも、良い味だしたじいちゃん風味のロバート・デュヴァル。「ダイ・ハード/ラスト・デイ」で脚光を浴びる前のジェイ・コートニー。最初はジャック・リーチャーを厄介扱いしたが中盤以降、恋愛感情が湧き??徐々に胸元が開いていった勘違い発情弁護士のロザムンド・バイク(笑)サンディ役がキュートだったアレクシア・ファストと大作映画な割に渋々。ただしそれぞれのキャラが魅力的で人物像が際立っているのだ。

 地に足の着いた脚本と推理、地味ながら現実味のあるアクションシークエンス、魅力的な登場人物たち、これらが上手に融合して「アウトロー」という濃厚でリアリティを感じる世界を紡いでいたのだ。

 本作で惜しいのは、無差別連続殺傷事件の発砲真犯人を最初の段階で明らかにしたことである。ジェイ・コートニーが犯人ではなく、元米軍スナイパーが犯人と中盤までミスリードさせておけば、トム・クルーズの追い込みも劇的に見えたのではなかろうか。

 今作の続編があるかは不明だが、アメリカでは有名なジャック・リーチャーというキャラクター。今後もこの道を外さず、地味路線を貫けるのか期待したくなる企画である。


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