ジャッキー・コーガン [Blu-ray]ジャッキー・コーガン [Blu-ray]
(2013/10/02)
ブラッド・ピット、レイ・リオッタ 他

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映画史に残る殺し屋…そんなワケない。


 「ジャッキー・コーガン」はいかにも評論家が好みそうな、独創性に富んだ映画である。アメリカの現状を風刺交じりに殺し屋の稼業に投影したり、殺害シーンで銃弾の弾丸をスローで見せたり、タランティーノ映画みたく下らない会話の数々を繰り広げてみたり、やりたいことは理解できるのだが面白くない。なぜならブラッド・ピットが演じたジャッキー・コーガンに全く魅力を感じなかったからだ。

 殺し屋ジャッキー・コーガンの特長としては”優しく殺す”ことだけであり、それは即ち、相手に気付かれることなく遠くから(または突然に)確実に仕留める、ただそれだけである。難敵を殺すでも、大人数を殺すでもなく、特にスマートでもなく、小物を3人ほど仕留めたのが「ジャッキー・コーガン」の映画内の出来事。最後に「報酬足りねー」「アメリカは国家じゃない。ビジネスだ。」と少し怒るだけの内容。

 映画の大半がゴロツキの日常会話。タランティーノ作品のような笑いの波もないただの日常会話が作品の8割。その少ない素材からよくあの予告編を作成したなと日本の配給会社を褒めたいが、「映画史に残る殺し屋誕生」みたいな謳い文句は詐欺レベルである。それなら「コラテラル」でのヴィンセント(トム・クルーズ)の方が何倍もクールで記憶に残るものだった。

 積極的に汚れ役に徹するブラッド・ピットは大好きだが、今作ではもっと主人公にスポットライトを当てても良かったと思う。レイ・リオッタはいつも悲惨な死に様、そしてミッキーのうざさは異常(笑)


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