アイアンマン3 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]アイアンマン3 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
(2013/09/04)
ロバート・ダウニーJr.、グウィネス・パルトロウ 他

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なんでもアリになった途端に面白くなくなる。




*****以下、ネタばれ注意*****




 「アイアンマン3」を鑑賞していても一向にテンションが上がらなかった。その要因が2つ。ひとつは前作「アイアンマン2」でもそうだったように興がそがれる演出が連続していること。「アイアンマン2」ではラスト、ここだという時に「エクス・ワイフ( 別れた妻)」なるミサイルを不発させ笑いを誘っている。このシークエンスには賛否ありそうだが、私を含め、自分が観ていた時の劇場内の空気は間違いなく冷めていた。

 「アイアンマン3」ではそのような演出がさらにエスカレートしていたように見える。マンダリンの正体、エアフォースワンから投げ出された乗員を助ける→直後トラックに激突。ガイ・ピアーズが演じるキリアンを追い詰める→止めを刺すはずのスーツが途中で墜落。キリアンがトニー・スタークを追い詰める→ペッパー・ポッツが論外の強さで一蹴。…などと、ちょうど気持ちが高揚しているところで笑わせに入ったりするため、集中力と真剣さが削がれてしまうのである。子供の観客を意識しているのか、なぜここまで徹底して笑いに走らないといけないのか理解に苦しむほどだ。

 もうひとつの要因は、アイアンマンを動かすことがトニー・スタークでなくてもよくなったということだ。劇中ではペッパーがスーツを着用したり、遠隔操作で一度に何体ものスーツを操ったりとやりたい放題。エアフォースワンからの空中救出のシーンに代表されるよう、トニー・スタークはわざわざ現場にいかなくても絶対安全圏からコントロールすればよい、遠隔操作ノーリスクのヒーロー映画になってしまったのだ。

 豪華出演陣をはじめ、巨額の製作費だけあり最低限は楽しめる。しかし現実離れしたオートメーション化、万能過ぎるスーツの数々。なんでもアリになった途端に想像力もエモーションも失われ途端に面白くなくなるのだ。


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アイアンマン ★★★
アイアンマン2 ★★
アベンジャーズ ★★★
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