マン・オブ・スティール ★★

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(2013/12/18)
ヘンリー・カビル、エイミー・アダムス 他

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皆に必要とされないスーパーマンの存在意義


 「マン・オブ・スティール」を観て、まず思うのはスーパーマンの存在意義だ。同じDCコミックのバットマンが「ダークナイトサーガ」でブレイクしたのは記憶に新しい。ヒーロー映画でありながら徹底したリアリストと、幾重にも巡らせる深いテーマが一大ムーヴメントを起こした要因でもある。しかしそれは、闇の守護神であるバットマンだからこそ構築できた世界観であり、同じことをスーパーマンでも表現しようとしたのがベクトル違いに感じられたのだ。

 ヒーローにはイメージがありバットマンは闇を生きる”陰”、スーパーマンは大地の光を浴び大空を飛び回る”陽”。「マン・オブ・スティール」はリブートの1作目でありながらひたすらに陰を求めており、その為に全くと言っていいほど爽快感・高揚感・なにより存在感そのものが皆無である。それは劇中で、地球人が1度もスーパーマンを賞賛・応援するシーンがなく傍観者に徹しているためだ。ラストでゾット将軍のビームから4人くらいの家族を助けても、それ以前の戦い、高層ビルに吹き飛ばされた際等に数十人は軽く死んでいると思えて全く気持ちが乗らないのだ。

 もちろんこれらは、リアリストであるクリストファー・ノーラン製作・原案の影響が大きいと考えるが、スーパーマンはやはり人々に希望を与える存在でなければいけない。皆が下を向き悲観していようが、空を見上げヒーローを応援し希望を取り戻す、これこそがスーパーマンの持つ”陽”であり存在意義ではなかろうか。「マン・オブ・スティール」=鋼の男であれば、今回の鋼は実に冷たい印象。次回作以降、この鋼の熱が上がるように期待したい。

 豪華俳優陣のなか、ゾット将軍の副官であるファオラ=ウルを演じたアンチュ・トラウェのアクションが面白い。超絶スピードで軍隊をなぎ倒す姿、冷酷な様子が大変ユニークである。登場キャラクターの力のインフレ加減が凄すぎて続編やVSバットマンの際は、どのようにアクションシーンを演出するのかも注視したい。


■関連作品■
バットマン ビギンズ ★★★★
ダークナイト ★★★★★
ダークナイト ライジング ★★★★


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(2013/12/18)
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