キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
(2014/09/03)
クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン 他

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地に足の着いたリアルさと絵空事のマッチング


 「アイアンマン3」でマシンの遠隔操作や、アイアンマンが同時に何台も登場するいわゆる”なんでもアリ”の描写に辟易とし、「アベンジャーズ」以降のマーベル・シネマティック・ユニバースに、そこはかとない不安を感じたのは記憶に新しいことだった。そのような想いを完全に払拭したのが今作「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」である。

 私がキャプテン・アメリカの魅力を挙げるとすれば、生真面目だが戦闘能力はそこまで高くない点だ。マーベルヒーローが集合した「アベンジャーズ」のなかでも1番弱いのは彼なのでは??と思ったほど。弱いというのは語弊があるが言い換えるなら、アイアンマンの滑空とビーム、ハルクのパワーとジャンプ力、ソーのムジョルニアでの天候操作などの、これという攻撃の必殺技がキャプテン・アメリカにはない(または映画では描かれていなかった)のだ。

 しかしながら今作はその地味さ、基本的にパンチ・キックしかない彼の地に足の着いたアクションが現実感を際立たせ、リアルで迫力のあるシーンを作りだしている。また最強の暗殺者と謳われたウィンター・ソルジャーも、改造されたメタル・アームなるものを擁するが基本的には武器に頼りがち(笑)ほどほどに弱いところに好感を覚えたのだ。

 今作が巧いのは、キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、ウィンター・ソルジャー、対テロリズムチームS.T.R.I.K.Eが地上で武術・銃撃戦を繰り広げるのに対し、空想的な見せ場を新キャラクターのファルコンが担当している点だ。これによりビジュアルと力関係のバランスがとれ、リアルと絵空事を無理なく同居させることに成功している。




*****以下、ネタばれ注意*****




 物語も現在の情報管理社会を鑑みた政治色の強いもの。正義であるはずの組織が実は非合法に情報を傍受している点はエドワード・スノーデン氏の一連の問題を想起させる展開。ここに大俳優ロバート・レッドフォードが加わることでより一層の硬派でサスペンスフルな空気を醸し出していた。

 クールなヴィラン、地に足の着いたアクション、社会派な物語を見事に融合し、それまでのマーベル映画になかった作風を紡ぎ上げた今作。マーベル・シネマティック・ユニバースのフェーズ1ではアイアンマンやニック・フューリーが先頭に立っていたが、フェーズ2はいよいよキャプテン・アメリカが陣頭に立つ様相だ。

 個人的にツボにはまったウィンター・ソルジャー(バッキー・バーンズ)の暗躍とエージェント13を演じたエミリー・ヴァンキャンプの今後に注目したい。ジェニファー・ローレンスを彷彿とさせるエミリー・ヴァンキャンプがスカーレット・ヨハンソンよりも妙にエロく見えたのは自分だけ??だろうか。


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アベンジャーズ ★★★
アイアンマン3 ★★
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