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なんとなく面白い映画


 “なんとなく面白い”映画だった。つまり、具体的になにが、どこが、という箇所を挙げる訳ではなく、勢いにまかせてなんとなしに面白かったという印象である。

 ひと昔まで人気のあるアメコミヒーローといえば、バットマン・スーパーマン・スパイダーマンがトップ3ということを聞いたことがあった。「バットマンvsスーパーマン」ではその上位の2人が共演し対決するのだからそれはもう一大事、料理に例えるなら、最高の素材2つを使用した極上のディナーが楽しめる状態にあったのだ。

 しかし最高の素材2つを擁しながらパッとしない。製作陣が素材本来のポテンシャルを信じられずにワンダーウーマンを投入し、レックス・ルーサーを投入、ドゥームズデイ等々を投入したのだ。本来であればシンプルな味付けで美味しいはずが、色々な調味料と添物を混ぜた結果、散漫な印象しか残らないプレート料理に仕上がったといえる。劇中で最もテンションが上がったのが、ワンダーウーマンの登場シーンというのが、そのことを象徴しているようだった。

 製作陣の焦りの根幹は勿論、マーベルコミック系作品の台頭にあるだろう。「アベンジャーズ」と同じことを「ジャスティスリーグ」で目指しているのは解るが、単発の映画で1人1人キャラクターを深めヒーローを集結させなければ、スペシャル感・祭り感がないのである。なにより事前情報が皆無であるため、いきなりベン・アフレックのバットマンが登場し、ワンダーウーマンが参戦しても通常の観客は謎だらけでついていけない。

 アメリカンコミックの歴史でいえば、マーベルよりもDCの方が先輩である。映画では現状差をつけられてはいるが、ヒーロー個々の魅力を信じ、アメコミ好きな人材を集め適所に配置すれば逆転の芽もありそうだ。


■関連作品■
マン・オブ・スティール ★★
ゴーン・ガール ★★★★

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