*****以下、ネタばれ注意*****
「メメント」で未曾有の逆転構成を見せつけたクリストファー・ノーラン監督が、トリック・騙しを商売にするマジシャンを映画の題材として描く、というだけで胸が躍る想いだ。
デビュー作「フォロウィング」のように時系列を操作した編集は健在、今回はアンジャーとボーデンの2人の回想録の積み重ねがメインとなるため注意して観ないと混乱してしまう。
オチに双子、複製機をもってきたときは呆然としてしまった。リアリティのある展開に反則のような気もしたが、よくよく考えると劇中で語られるマジッックの構成が映画の構成、つまりこの映画そのものが手品だったという捉え方も出来る。逆転劇をひとつの売りにする監督なら、確かに映画と観客との関係は一種のマジックのようなものでもある。
また複製機で自分のコピーを造り、ステージの度に自分を殺すというのは、序盤であった鳥かごのマジックで実際に鳥を殺すという演出とリンクする。そのように本作品ではどの演出にも意味や含みを持たせているので、それぞれの意図や裏側を読み解くのも興味深く、カッターとサラの言動や台詞に注目しながら鑑賞すると、謎解きや人物の感情を把握しやすくなるので面白い。
「インソムニア」でアラスカを「バットマン ビギンズ」でゴッサムシティを壮大なパノラマで撮影した監督は今回、19世紀末のロンドンを豪華絢爛にそして陰湿に描いていた(「プレステージ」でアカデミー撮影賞・美術賞ノミネート)映像も人物描写も丁寧で重厚、まさに職人肌のクリストファー・ノーラン。次回作はバットマンの続編のようだが、シンプルなフィルムノワールものも観てみたい。
■関連作品■
ダークナイト ★★★★★プレステージ ★★★★バットマン ビギンズ ★★★★メメント ★★★★★
『mixi』の足跡からおっじゃまんっ☆
たぁもこの映画先日観てきたーー!!
すっごい良かったね!ね!!
終わって興奮しまくってたもん(笑)。
たぁも、複製機じゃなかったら★★★★★だなぁー。
まぁ、確かにまさきも書いてるよに、
鳥かごとリンクのためにも必要だったのかもだし、
自分の死(死への恐怖)があっても、
それをしたいって言う強い気持ち?も
表現されるためにもいるのだったのかもね。
でも、いい映画だったって思ったぁーー!